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大小のツムツムとなる子供らに 朝餉(あさげ)作れば辞して帰りぬ
5
「けなるい」と言われ笑顔でやり過ごし 後で調べる初耳の方言/三十年も住んでるのに
19
慣性の法則に人は抗えず 荒い運転踏ん張り効かず
6
ありふれた語彙も奥深い名句に変える人は言葉の魔術師
10
傷口が痛そうだねと人の言う 見えぬ傷より痛くはないよ
9
文芸に選ぶ言葉が中二病臭い自分に恥ずかしくなる
7
一度会うとまた会いたくなるだから程好い距離感がいい
6
チャイム鳴り 「はあい」と返事 ドアを開け あまりの強風 寒さにビビる
15
もろともに泣きてどどめる人もなく両の腕のみあなたにすがる
4
少しだけ溶かしたアイスのひとすくい夏には少し早い贅沢
15
お互いの NGシーンを 思い出し また見たいねと 最後のデートで
4
ストレスも膝に悪いと聞いたので赤ベコみたく穏やかになろう
32
粒あんで(ココ重要)刻んだ栗が入ってて 今日の晩ご飯それにすると言ふ(母よ😅)
14
お互ひの好みは把握してるので 母には栗どら焼きを贈りぬ
17
ねこパンチ おおきくわけて 3しゅるい
うえ
(
上
)
から・
よこ
(
横
)
から・
した
(
下
)
から パンチ(使い分け器用)
19
道ばたのまったり姿の昼寝猫いつまで見れる猫飼わぬ身も/外猫減
16
犬連
(
いぬづ
)
れの
縛
(
しば
)
りなき旅 どこにでも 寄れると話す 語尾の
淋
(
さび
)
しき
17
曇り空 人影ふたつ 耕して 静謐の野に やがて春の雨
9
二十歳なり一人で食べるアポロチョコ手には秘密の宇宙基地あり
29
「昭和の日」いく多変遷したとても長男
生
(
あ
)
れしただそれだけの
19
振り向けば髪に刺さりし枯れた葉をただ取りくれしそこに息子が
22
雄大に雲が流れて良い感じ芸をしているやや肌寒し
18
部屋中に煮豆の香り満ち満ちて窓に静かにボタン雪降る
26
昔から姿勢の良さを褒められる姿勢が良いとカッコよく見え?😊/キロ様へ
16
誰も来ぬ村の神社のお祭り日キッチンカーがひとつ出るらし
22
吾子の住む 街に積雪 予報でて あのコは靴を 選べるだろうか…
32
たづたづし手習いよりも慣れぬのは恋のはじめと恋の終わり
5
別れには色がないのにどうしてこんなに心に染みるのだろうか
4
同じもの食っているのに何故こうも臭さが違う猫の
糞
(
ふん
)
かな
12
微睡
(
まどろみ
)
に
幻
(
まぼろし
)
のよに
瞬
(
またた
)
くよ
去
(
さ
)
りし
昭和
(
しょうわ
)
の
寂
(
さび
)
しささえも/今日は昭和(百年)の日
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