気がつけばいよいよ季節は夏めいてきたのでせめて抵抗する鮭
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HITACHIの通天閣を纏うきぬこの春行きし旅の追憶/関西限定の歌かな?
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作業中 浮かんだ短歌を片隅に メモ帳 探して全て忘れる
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丸一晩 置いた短歌を朝に見て 手直しをする首を捻って
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ボツと未完 増えるばかりで辟易す どんな趣味でも同じ末路か
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顔知らぬ人なれど いつも“♥”いいね 呉るくる うたかたの友に 励まされている
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あら今日は13日の金曜日よからぬことが起きねばよいが
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塩バニラアイス選んだ無意識下 海か、涙か、Nacl
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そんなにも争いたいかこの世界なに失えば気づき正すか
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太陽に 焼かれたか 細長く 髪を上げたる 首すじ見らる
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人の来ぬ 温泉場では 思いきり 身体を浮かべ 泳いでみたい
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昔から出会いがあれば別れありよく言うけれど未だ出会いが/別れ
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年寄りが他人ひとの話を聞かないのは「聞こえてないから」byバイチコちゃん
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ジェイソンが走り回る日に出たくない けれど薬はなくなり通院
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汗かくとお年頃ねと言われるが わたしもとから汗っかきなの!
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灯屋様、おかえりなさいです。これからも素敵な短歌読ませてください/(灯屋様)
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秋色の風に吹かれて来る妖精 あなたの心あたためるため
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しばらくはかかりそうだなこの手まだ古い蛇口を覚えておりぬ/排水管更新工事
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「対話とは 先ずは聴き合うところから」五十七歳このとしにして 目から鱗
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ねこのいる おうちはソファは ねこのもの 真ん中デーン きもちよさそに
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神谷氏の免許返納 言うべきか 「あと3年」とか 母言わぬかな>そろそろ返納して欲し
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半月は 夜露の虹に つつまれて ななめ上向き 十五夜の夢
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アノヒトもそのままでいいそれはそう好きか嫌いかは私の選択
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時だけは 止まらないもの それなのに 気づかないよう 忍び寄るもの
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人生は 回転木馬 一回り 子供がいつか おいぼれになり
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透けている この血管は 身体じゅう 思わず指を 辿らせている
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徹夜をばしようと試み失敗す やることのない重圧怖き
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年老いて 手先が動く 最期まで ボードを叩け ホーキングやん
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したいこと しているだけで 罪となり 自分でできる 善いこと探す
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ただ起きて 漫然として 生きてれば 罪悪感を 催す儒教
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