三日間 同じ夢見る 我のため 絵画風にて プレゼントされ
16
おさなごの腕に残りし点滴の 痕の数だけ後悔がある
24
この店は アタリですよと 後輩が それハズレだろ? 生ガキの店
5
夏らしい イヤリングの画 届きし夜 どれが似合か 貴女の笑顔
19
連休は皆断捨離に目覚めるか買取長蛇のブックオフかな
7
ジーンズの 腿で擦って キミに投げ 梨でやっても カッコつかない
3
睨み合ふ剣の太刀すじ見極めてジリリジリリと刹那に懸けて
8
こどもの日ごちそう素材のスーパーに母と二人の妙な気まずさ
6
そんなにも立派なことを言う人がこんな屋台でなぜ飲んでんの
7
風呂の蓋開けて目を射る青の草 菖蒲の茎に鼻を押しつけ
17
畦に沿う清き流れの灌漑路白き花叢オランダガラシ
27
挽肉と 豆腐を混ぜた ハンバーグ 和風仕立てで 初夏の一品(ひとしな)
23
歌に燃ゆ情の炎に焼かるれば白き灰さへ念のゆらめき
8
失えど 変わらぬ日々と 口にした 昨日の僕を 決してやりたい
3
荷造りを終えてしまえば母さんの「おかわりは?」すら胸に刺さるな
37
公園の芝 駆け回る幼な子に吾子らの面影ふと重ねたり
30
美しき星の要塞 «五稜郭» 今や桜の麗し名所
22
孤の風に吹かれし大地に種を蒔く幸に疎まれ生くとすれども
8
笑い顔 彼の泣き声 愛しかり 守ってやるぞ 端くれなれど
10
何か見て 一目散に 子は駆ける 五月五日だ 今も昔も
13
剣道はガッツポーズを禁止すが決めれば奇声とアピールポーズ
5
突き放し 少し寄りそい 考える 一緒に行こう ザリガニ採りへ
12
二本の火 ゆらりと揺れて 重なりあう まだ消えないでと 薪を足す吾れ
10
誰も触れぬ 闇のなかでも あなたには素顔を見せたい月夜の園で
9
じゃがいもの旨さにハッと気付かされ さみしい気持ちと その解消と/見送りの駅で買ったベーコンとじゃがいものパンが美味しい!
10
横槍でレッテル貼られ照らされて衣服の泥にも縷々と笑われ
3
気まぐれに いつもは行かぬ 店に行く これは佳きもの 明日(あした)もここへ
8
半袖を出すには早くて 来年の今頃ぼくを呼ぶ地名、何処?
23
燦々(さんさん)と 灼光(しゃっこう)の雨 腕を刺し 墨(すみ)塗り込(こ)めたる 影の路地(ろじ)に入(い)る
26
夢かない 貴女と一日 過ごせたら なにも思わず 見つめていたい
15