読み返す昔の本の書き込みに 青年時代の自分に遭へり
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戦えど勝てぬ日々あり透明な相手を殴る地獄と笑え
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一日中枕代わりの教科書が宣うぼくらの明るい未来
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欠片たる 愛を集めし 蛮族が 憎しみを断つ その日来るらむ
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我もまた君を想うと告げたくて名もなき花の咲くを待ちをり/水無月二十九日
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気乗りせぬ夫と『無印』新店舗 あれもこれもと吾より楽しげ
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幾度となく君へ起こる感情名も知らぬ花の営の如し/栞露
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口頭は 即興演奏の如し 言葉選びの難しさ知る
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ムハンマド(モハメット) 釈迦基督(キリスト)が 再生し 大谷曰く 「憧れるなよ」
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回覧は私がもらうというような廊下の前の優雅な仔猫
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晴天に 雲の塊 風が吹き 一分違(たが )え どしゃ降りの中
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人食った 芝居で世論 動かして 戦前戦後 変わる事なき
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「今できることはなにか」を問い続け悠々と為す日々は追い風
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介護士も 看護師然り 医師もまた 不足( ・ ・・・)の事態 冥土近づき
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小ポッドに10粒小さき芽の生えてここにペチュニア在りと示せり
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先生は酷くまぶしい顔をする まんなか走るぼくら憎くて
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バブルなど 成金のいう お戯れ 格差拡大 墓を背に生き
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警察を 語って配る 偽のビラ 信じる者は 報われぬのか
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臆病も赦してヒトと成る夏に飼い猫以下の人生と呼ぶ
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ただ歩く 脳が気づいてくれるまで コスモスの中に身体があること
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今はまだ背中で語る優しさの 夏ともうすぐ顔付き合わす
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アイドルの顔の区別がつかなくてサッカー選手もブルーばかり
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雨打たれポトリと落果 ほんのりと赤みを帯びぬトマトの実愛(いと)し
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道草をしないのだろうか巣へ帰る ツバメに想う惑う我は
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天が泣く 自身の姿が映らぬことを思い出と呼ぶのだろう
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家につき 服を脱ぎ捨て 横たわり 少し寒くて 消す扇風機
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歌集出すカネがないから永遠に歌人名乗れぬわれぞ悲しき
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詠み溜めた歌読み返し閃いてひと言直しひとり満悦
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寝言では575(ゴーシチゴー)しか言えないのいびきで77(シチシチ)カウントしてね
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どこからか 聴こえてくるのは 花の音 幸せの音 声を揃えて
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