真っ暗な心を隠すために生きてたっけ僕
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寒いから 今日はやめよう 寒いから あとからにしよ 寒さに勝てず
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「昨日夜二時に寝たんだ」と自慢する人 それは今日じゃない?
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降る雪の白き光は集まりて紺碧の空に結晶の色
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ゴミ捨て場止まったハエにお辞儀する子供の帽子の色は黄色
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ゆるしてと 思っているから 優しいの? 日常が惜しくなっただけなの?
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気をつけろ! AI的な優しさに すがれないのが昭和魂
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「クリスマスは ひとりサンタク見てたよ!」と 君が言ったね。 ふたりの思い出。
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突然の手術の姉を見舞う午後思いがけない笑顔に出会う
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怒らずにいてくれたことに愛感じてる 「悲しい恋の結末ですね!」
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あきさめの しんしんとふるよの いえじには まちのほあかり にじみてゆれる
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どうしても 譲れないものふたりには ありやなしやと 寝顔に問ひて、冬。
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みやこをば おわれしよるに みたほしは うつろふことも なくぞまたたく
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雨音がまだ雨だよと知らせてるカーテンあけじ午後十一時
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おくやまの さくらかくすの きのしたに とわにねむりて いわをとならん
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光れ冬 寒いからって 誤魔化した 涙も全部 君のものだよ。
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うそじゃない うそじゃないんだ うそじゃない うそじゃないんだ わかってくれよ
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世界中 猫派が号泣 待望の「猫語で会話アプリ誕生!」(ないかぁ〜)
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猫ひとり「寂しくない」は先入観 多頭飼いなら寿命も延びて (猫語での会話が大切)
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いているギターの曲に遠い日の絃の感触かえる指先
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待ち合わせ気づけば見てる君の眉表情のくせ愛おしい冬
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根元水 布を這わせりゃポタポタとコップを満たし・。・。これ水漏れじゃん (キッチン・何年前から?)
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財布から証明写真こぼれ落ちあの頃の我と不意に目が合う
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口ゆすぐ 水の冷たさ 師走かな 熱めのお湯バブに ゆるりと浸かり
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不機嫌の極みでお鍋煮る日暮れ自分を戯画とまじないながら
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巷間も人間ひとの様子も変わり果てトロンボーンの音色聴かせて
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階段の登り下りのすれ違い死と淋しさは共有出来ず
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漂流の身には旅路の果てにあるあかい陽だけが見つめ得るもの
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蒲団敷き溜め息一つ思うのは 今夜は何回トイレに起きるか
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「かわいい」か「おいしそう」なのか 鳥を見つめる君の分岐点
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