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泣きながら夜道を歩いた人にしか見れない綺麗な星空がある
12
夢路にて 今亡き母と笑い合い
時間
(
とき
)
が戻りて こころ満ちる
夜半
(
よわ
)
20
窓際に住み着く天使は微笑んで美味い飯屋を教えてくれる
6
診断書に脂肪肝と書かれて腹の肉をつまみ月に向かって「ごめんなさい」
6
トモコレの世界の私は現実の私より本能に生きてる
7
洗面台の横 ちいさなスポンジ 30年後の自分
8
左手薬指 光るそれは恒星
6
マウントに馴染まぬボランティアなれば柳に『スルー』の風を吹かせて/自治会にて
14
日曜に月曜からを指すときに今週来週どちらを使う
15
沈丁花の香にさそはれて庭見しに花ならずまだ蕾にてありき
9
夢で会う秘術を知りに通ひける
(
名にし負はば 逢坂山の さねかづら
)
人に知られで くるよしもかな /025/100 三条右大臣
11
曇天と紺色の海を眺めてさ 海風にそよがれていようよ
14
鶏の 声に目覚めず
雉
(
きじ
)
の鳴く 哀しき声に 朝焼けを知る
33
穢れた世嘆く事も「ジャッジ」だと 私の失意はジャッジされる
11
ミスチルの『楓』がふと聴きたくなって独りで歩く夜の国道
10
正解を英語でなんて言ったっけ?「政界?」と聞く母がかわいい
30
黒月曜幾千回と繰り返し ヘーキになるのが大人というもの
16
天国の番人ふたりで蹴り倒しきみは現世へぼくは地獄へ
8
霧雨の こまかにかかる 山の端に 春陽射し込み 青葉色濃き 白銀の玉溢れ 露と消えるや 無常の雨
6
溜め込んだ冬物洗って衣替え ようやく進む我が家の季節
30
洗濯物
(
ほしもの
)
が風に揺るるを見るだけで ふふと幸せ 外干し解禁 /花粉ほぼ終了
28
緑葉の 涼風戦ぎ 空碧く 白雲流れ 君に届くや 尽きせぬ想い 幾山越えても
5
濡れ窓に片手かざして知っているあなたが天使であることを
14
友達はできたのかしら 虹の袂で いまも私は きみに会いたい
11
棘のよな言の葉一つ受け止めて春茜見つ風に吹かれり
38
十五年亀は全く衰えず 小さな家を一歩も出ずに
21
顔中に星が貼られてあたし今銀河になれてるニキビだらけで
13
創作は諸悪の溜まり場と化して 現実のほうがまだ福に会う
10
春秋嬉しされど夏冬あってこそ そういうふうに幾年暮らし
17
土日嬉しされど週中あってこそ そういうふうに幾年暮らし
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