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あたりまえなんてないんだ母親の笑顔のために介護がんばる
38
追い越しに暗黙の礼交わしつつ自転と自動 国道の旅
12
海峡を翔んで行くらし推し活の
魂
(
たま
)
「韃靼海峡渡るてふてふ」のごと/BTS公演
15
御名
(
みな
)
唱え 海に沈んだ 者たちに 神はなにゆえ 沈黙したもう「沈黙」
7
秘密基地 だったところに 畦道に 春光味方に 搖れるハルジオン
15
早くリフレーミング自信を取り戻せもう紫陽花か向日葵までに
30
厄介な出来事歪んだ心持ち記憶から消え
躑躅
(
つつじ
)
は
蕾
(
つぼみ
)
22
会うまではちひさきままの孫想ひ会えばちひさくしたきと思ふ
16
黒猫の 小さき瞳に 映り込む 月の光は 吉か凶か
15
天仰ぎ 春の星座と 目が合へば
小
(
ち
)
さき悩みも どこ吹く風か
33
桜追い北へ山へと巡り行く来年もまた傍らには君
6
ディスり歌 自戒を込めてになるけれど「
趣味
(
しゅぎょう
)
のスタイル」人それぞれで
14
三度
(
みたび
)
見て なお友達の 座を降りぬ 私は君の 一部になりたい
6
銀の針 的を逸らして 心臓を 撃ち抜いてよと 言えぬまま駅
7
清廉に あるいは卑屈に 揺れ動く 私の恋に 名前を付けて
6
四着の夏の上着のローテーション 三周半で運用休止
18
朝仕事 糠まみれ炊く筍よ母の好物今さらに知る
30
譲れない条件レッドラインまで追い詰めてもういい友達だ
25
クラス替えスキップの先 少女いた 教室光り陰は透明
31
肩車の父子見送る夕映えに母を亡くした子よ健やかに
16
歳重ね 逝きにし友の無常知り 出会ひし友の有難きかな
29
衆人をみな師と仰ぎ生くるなば 智恵は満たされこころ平安
16
此処彼処人の命が殺められ 戦無くともここは戦場
15
通りあめ真白きシャツはシャボンの香 きみを抱きしむ夏の匂ひと
22
お前じゃなくて君、
俺じゃなくて僕、これで変われる?
4
アパートの 階段の下の たんぽぽに 目をやりながら 自転車を出す
7
この想い キミは知らない ありがとう おやすみなさい もう少し書く
4
白っぽく光る初夏の坂道に想像上の君を投影
8
うばたまの 我を咎める 音もなく かたぶくまでの 月を見しかな
9
時季
(
とき
)
を過ぎ いのちを閉じる花殻摘み 再び巡る春を待ちつつ
17
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