ちま猫ちゃん まふらーまいて じゅんびばんたん きょうは・おびょいん あったかくしてね
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わからんこと 聞くがイチバン 感謝です 「スマチケ」なるもの 初めて使ふ>地元のツレに感謝🙏
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てのひらで慈しんでた太陽の焼け跡が疼いて眠れない
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カミオカンデカミオカンデ繰り返す呪文でいつか神を噛んでよ
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一日ひとひ終へ 悲喜交交ひきこもごもな心境がめぐり 夜空仰ぎ 涙ぐむ
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暁の空に下弦の細い月 雲にのまれて隠れて消えた
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脱衣所の 鏡がやけにくもること 私の元に 冬が来たこと
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夜明け前の電車 なにから逃げてるの 太陽だけは追ってくるから
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腹を押す医師の温もり身に沁みて眠りに落つる冬ざれの夜
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駅裏の 薄暗い路地枯葉舞う 師走の街に一陣の風 
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六十路なる吾の通信簿 理音四 国美社が三 数体下がり二
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最後まで 下の名前で 呼べなかった キミは俺の 所有物じゃない
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俺という 俺は映画の 主人公 台本はない ぶっつけ本番
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ラヴォワジエが発見するまで人間の理性と心を満たした酸素
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消えたいと零す君にもたれてる 君が消えたら倒れてしまうよ
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カモミール ハチミツ ミント ジャスミン 浴室の香の忙しき夜
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お願いがふわりと消えるの知ってた?  今月末には死なせてください
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夜の河 ソラを写して なんになる 銀河なんかに なりたいものか
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うつくしいものを見たいと乞い願う私は醜いかおをしている
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一瞬の水死体になる浴槽で透明な明日を待ってみようか
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人々が見せる脆さに似てるのは、羽虫の足か、飴の細工か
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待ち合わせ 短く長い 五分間 同じ時間も 立場で変わる 
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後悔は醜くあがく白い灰、誰もみぬ空美しく飛べ
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刻々と毎夕望む富士の影 彩々讃歌 座して輝き
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雲よりも 我が家の二階 高かりし おかみさんいて おさいせんいる
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ほんとはね おまえにガツン いいたいが 胸の内にて みそひともじに
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見渡せば 勉強している友達の 意外に多いことの憂鬱
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風呂桶を少し擦って洗ったと 威張り赦されるの小五まで /五十の大家は掃除もできぬ
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単語帳を開く 何にも掴まらず 電車の中で大人になった
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「キャンセル」の陰気な語感いとわしく 「風呂スキップ」と我は言ふなり
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