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緑葉の 涼風戦ぎ 空碧く 白雲流れ 君に届くや 尽きせぬ想い 幾山越えても
5
濡れ窓に片手かざして知っているあなたが天使であることを
14
友達はできたのかしら 虹の袂で いまも私は きみに会いたい
11
棘のよな言の葉一つ受け止めて春茜見つ風に吹かれり
38
十五年亀は全く衰えず 小さな家を一歩も出ずに
21
顔中に星が貼られてあたし今銀河になれてるニキビだらけで
13
創作は諸悪の溜まり場と化して 現実のほうがまだ福に会う
10
春秋嬉しされど夏冬あってこそ そういうふうに幾年暮らし
17
土日嬉しされど週中あってこそ そういうふうに幾年暮らし
16
泣き腫れた、君の
瞼
(
まぶた
)
と目が合って えも言はれずに ただ見惚れてた
7
かたむけて、背けるために押し流す。アルデヒドたちが僕を蝕む
5
なにもかもキマダラカメムシに見える マジ許せない すべてが怖い
6
うわの空拾う落とし物白髪ネギ家と逆の方向へ歩く
7
紫外線対策の如 新緑を
纏
(
まと
)
ふ街路樹
南風
(
はゑ
)
に
揺蕩
(
たゆと
)
ふ
28
抱擁を 思いおこせる 抑揚に ヴェヌスの丘は 誰待ち望む
12
期限切れ 鎮痛薬を 服用す ひと月ならば 大丈夫かなと
13
真夏日に肩を叩かれ振り返り春の背中を見送る夕べ
14
アイス棒の傾きに溶けてく時間があってほら春はあけぼの
11
にぎってるものを離して生きてると吠えるああわたしは
7
春惜しみ 野の花
愛
(
め
)
でて樹々あおぎ 春の残り香 胸いっぱいに吸う
19
この鰭を止めたら沈んでしまうから泳ぎ続けるまぐろのように
11
連日の行軍のせい痛む脚ゆっくりでいいただ止まらずに
9
葉桜の桃と緑を眺めつつおだんごかじる餅色の雲
12
自分では わからぬ心の 苦しみに ボーダーラインと 線が引かれる「十七歳のカルテ」
11
小手毬の 白き小さな 花びらに 夕風そよと 優しく吹けり
37
膝痛め踊りかなわぬ身となりて 裏方に徹す春のお祭り
23
海溝
(
マリアナ
)
の唸る闇には噴出孔ナノな泡のせ海へ広がり
18
チコちゃんに叱られる前にググるカス社用PC届け退職
7
深夜2時 絵文字が透ける 膨れっ面 天井のシミ 頭巡らす
7
外国の女の子たち訪ね来てつつじの庭で国際交流
19
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