Utakata
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退勤時 心だけ先に帰して ブルーライトの前にてくたばる
6
曇ってるメガネ拭くのは後にする夏もあなたもかけっこ速くて
22
辛い恋忘れるならば次の恋簡単そうで解けぬ難問
26
鏡見て貧相になったダイエット痩せてはきたが腹へこまずに
19
店名と ロゴが奇抜な パン屋さん 初めて行ったら 近々閉店らし
7
校庭を舞う砂埃思い出すあんな凄いの二度と見れない
2
自堕落な暮らしが生んだ苛立ちをそのままシンクに流して捨てた
8
白線の上散る火花広げた手僕と思い出立ち止まるまま
4
夏の海ハダシで駆ける君は波 未来が来ても褪せぬ輝き
4
捌け口で記憶にはいない人でいたい プライドとマゾの共依存キモ
2
得る前に失ひしもの みいつけた 棄てられし場所 想ひ出の
故郷
(
くに
)
2
軽快にタンデム自転車こぐ二人カーブも坂も声かけあって
25
花束をすべてキスだとした場合ファーストキスにあたるガーベラ
10
水筒が入る鞄に変えようか散歩の距離を短くしようか
6
アボカドの種にぱつくり割れ目入りぬ。鉢植ゑせしより
一月
(
ひとつき
)
あまりで
10
おはようと 挨拶交わせば 茄子キュウリ 我に手渡す おばちゃんの笑み
19
この部屋の蜘蛛は髪の先ほど小さくて 今日も空中ブランコ
5
弁当のプラスチックの空っぽが居座る 色気なく転がって
2
木漏れ日の下に立ってるカマキリに小さな鳥の閃光一つ
10
葬儀にも行けざりし友の命日を 生きて迎へて詫びつつ暮らす
16
数分で 過ぎる一年 帰れない 約三百の 紙がそこらに
5
Utakataの 投稿作を 読むたびに 想像の旅 巡りぬ
一日
(
ひとひ
)
23
交点が 過ぎてしまえば 戻らない 二つの直線 ただの自明か
6
白むほどの土砂降りさえも厭わずに吾子を迎えに行く父心 /次男を駅まで
20
家猫に 四季は存せず 野良猫に 暑い寒いの 夏冬がある /ねこ母CAT氏に
12
おみ足の 静脈 心の臓に継ぎ 全(また)けき命 見れば哭かゆも
10
脇ぐりに 覗きて見ゆる ブラジャーの 白さ眩き 夏は来にけり
12
万物に 引き合う力が あるらしい 私とあなたも 反例ではなく
3
貴方から 受信したのは
数
(
すう
)
ビット 俺の宇宙は そのうち
爆
(
は
)
ぜる
2
タスクキル 何度
開
(
ひら
)
けど タスクキル 指は静かに 反復横跳び
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