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秋祭りゆらり
泛
(
うか
)
んだ露店の灯不要不急の待ちわびてた灯
7
世界中みんなが死んでゆくような夕焼け電話にもう出たくない
0
公園の砂利ともみじと夕暮れと初恋の日とおんなじベンチ
0
人の無い家の裏庭尋ねれば 葡萄の下に懐かしい影
2
満ち足りて注がれ続け溢れ出すお前がくれる土水光
1
夜は空けて朝は来るから困ったら思い出してよこれまでの空
1
水曜日の 放課後グラウンド 金星探すフリして 君を見る
0
青春の条件はきっと一瞬で僕の放課後君が横切る
11
人は死ぬと水族館に行くという二人のための優しい密教
3
すれちがうことも運命 味のないチューインガムをまだ噛んでいる
2
さざ波のようにあなたの眼に寄せるブルーライトを妬み真夜中
4
君はいま僕の手を引き地下鉄を地上区間へ導くひかり
2
たった今気づいたように装って見切り発車の声だ おはよう
4
レグルスのかがやきのその穏やかに穏やかに星月夜を均す
3
欲望の分岐をわかりあえなさをヒトの栄えとして祝うのだ
2
我等みな誰かの
我
(
エゴ
)
で生みだされ誰かに
我
(
エゴ
)
を託し去りゆく
0
いやだなあ ひとを好きに、なりたいなあ (こんな分厚い壁の中では)
1
「今僕が行くまでそこで待ってなよ」何度も言ったね 待たない君に
8
君は日々 日々美しさを更新し 僕はひなたで枯れゆくままで
1
透明な風鈴窓の下にあり僕の心も夏に置き去り
11
寂しさに気づかないまま時が経ち紅葉
(
もみじ
)
のときに気づいたとしても
1
覚えてる。 君の手の 温もりと フラペチーノの カスタムの数
1
悔しいの 試合で負ける事よりも 君が私じゃなくて あの子といること。
0
今日もまた僕はだめだと泣く夜のタオルケットのそのやわらかさ
5
君のこと好きになりたくない理由
(
わけ
)
は嫌いになるの嫌だからだよ
4
やわらかな木漏れ日に咲く一輪花 その名を呼んで そばにいるから
4
心など熔けて無くなれ 籠の中 朽ちて詰まった臓腑とともに
3
生存と繁殖という原理すら個体はしばしば無視しますから
0
山積みの廃車ひとりで親を待つダイダラボッチの子が多分いた
2
失って 失って失ってなお まだ失えるものがあるとは
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