時安菜摘    フォロー 11 フォロワー 20 投稿数 35

理系でも歌を詠みたい女子大生
自分では最初に投稿した歌が一番好きです。

長野産りんごは妙に爽やかで つがるが他人のようで淋しい 

にわか雨、雷雨のところがあるでしょう あすから恋になる予報です 

青春の青は忘れな草の青まちがえていい消さないでいい 

空白が欲しい私と埋める君、手帳戦争勃発し冬 

空回る僕に対するあの人の相対あいたい屈折率を求めよ。 

親指の掴み損ねたニュアンスが僕と画面のあいだ漂う 

いつもより熱い湯船へ沈むときソーダに浮かぶ氷のきもち 

プロペラを回せよ回せ立川の風 銅像の飛行機とばせ 

"If you were to return as my girlfriend?" "……(Continue, write your reply here)."もし僕が最初からやり直そうと言ったら君は何て返すの? 

免疫がないので熱に浮かされる 新型コロナかコイワズライか 

息継ぎを教わってないから酒と不安の混合物に溺れる 

愛情の欠乏症です砂を噛むようなコンビニ飯が苦しい 

最後までやり切って行け、さもなくばその青春の亡霊となる 

「第一種永久機関じゃあるまいし」またダイエット失敗の秋 

我先に行き急ぎゆく都会人 生き急ぐとは死に急ぐこと 

コンビニのタピオカ名乗る蒟蒻を噛みキャッサバを知るような恋 

この胸で日焼けのごとく熱を帯び焦がして消えぬ向日葵の 

「くつをごらん 足を食べるよ」小三の無邪気な我の詩に汗が冷ゆ 

開花の音伝へし想ひは君が手に握れるりんご飴のみぞ知る 

当たり前ではないのです弘前の桜は別れの時期に咲かない 

「悪い子」になってみたくて油性ペン握り黒塗りにした卒アル 

かくし味(生地に加えた恋心)170度に予熱しながら 

「さくらんぼの茎結べる!」自慢する キスしてくれと言わんばかりに 

頬つたう泪がからいカナシミは塩分濃度に比例するのか 

「左様なら」と「それじゃ」は同じことを指す どうして前者はかなしいのだろう 

ピンクより水色選ぶ女子でした かわい子ぶらない自分気取って 

誕生日おめでとう、とは送らない ただ美化された思い出を抱き 

「もし僕がAIだったら、この恋もプログラムだとしたら、どうする?」 

「引力」の熱き響きに触れも見で寂しからずや物理解く君 

あいみょんのギターに合わせ 泡立て器 たつメレンゲにロック聴かせて