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海原を背にしてそびゆロケットは潮もかないぬいざ宇宙へと
8
北海道いちごのサワーが飲みたいな ねこもくたびれ 母もくたびれ
9
この
都会
(
まち
)
に 溢れる愛を 夕立は ただ見ていたよ 見つめていたよ
6
初恋を 想えばそこに あった夏 心はいつも あの頃のまま
5
独り占め するには 広すぎた心 誰の胸にも 抱けない心
3
さき
匂
(
にほ
)
ふ やまの
山茶
(
つばき
)
にあぢさはふ
繍眼兒
(
めじろ
)
は
啜
(
すす
)
る
花蜜
(
はなのみつ
)
かな
4
明日からなんて話はおいといて 今日は私とビール飲もうよ
26
ここ白髪 あっ、ここにもと目を凝らす 老いの予兆に気を引き締めて
2
「絶版」の文字に寂しくなってすぐ「電子版」へのリンク ときめく
6
生きたいと誰かのために何かして 思い叶えた結局家族
6
イチゴ狩り予約は何時にランチどこ?能天気なる平和な悩み
9
節電の私の言葉に気を遣い 電気つけずに脳トレする母
8
無防備な欠伸の数だけ近くなり だんだん家族になれた気がして
4
四歳と春の赤ちゃん探した日 散歩の午後に降る光あり
8
ももの色したきみのやわらかな耳がぴくりと動いておおきな欠伸
5
きっと今日わたしは地獄へゆくだろう あなたひとりを道連れにして
3
10年の時振り返ればあの頃に取りにゆきたい ものの数々
4
ホワイトデー売り場はなぜかチョコだらけ 在庫処分ならいっそなくして
10
朝のままのダウンとブーツですれ違う半袖ランナー汗きらきらと
8
杖持たず背筋伸ばしてかくしゃくと大正生まれの
患者
(
ひと
)
歩き来ぬ
12
カップルの居並ぶ街を歩く日は売れ残ったフライの気分
7
ひとさらを ひとひらとつい 読み違え 料理サイトに 情緒おぼえる
5
あまりにも共にいた
時間
(
とき
)
が長過ぎて切り離せないこの苦しみを
5
隙見つけ文句、難癖言い放題 これは批評と名無しで言う
3
胸に鳴り響く発車のベル貴方との七年も春のそよ風
3
帰宅して約1時間 ようやっと ちま猫シッポがピンともどれり(お注射お疲れ様)
7
しあわせのひとつひとつを思い出しこころ湿らす花曇りの日
9
春が来て冬に戻ってとまどって草花達は素知らぬ顔で
4
燃え尽きても海はいつもそばにいて私の頬を優しく撫でる
3
格好のよい手筋好手があったいい囲碁を将棋を見た今日は春
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