お古のフェラガモ、自分で買えるようになるまで形見にはならないで
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百年の歴史を経たる教会の四十四年を我過ごしたり
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「津山まで」 掲げて立ち尽く 龍野西 待ち人来ずんば 発ちも発たれず
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母さんのエコー写真でひかってて、だからきみをひかりと呼んだ
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電車にて 席譲られて 有り難さ 悲しさ混じる 老いたる我よ
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目黒川 花は咲かねど 笑顔見て 嫁ぎし娘 安堵の空か
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年とって甘えん坊になったよね くっつかれながら 猫(タヌ)ゴハンポチる
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我が春は、すぐに夕暮れ、まだ夕暮れ。生くるに短く、死ぬには長し。
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吐き出した言葉と吐き出せなかった君の知らない俺の気持ち
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父の事故聞いて実家に舞い戻り ぽっかり空いた今年の3月
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あの景色もあの味も 覚えてないのに 思い出すあの子の顔
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写真見ても1個も覚えてないけれどあの熱だけは絶対本物
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王道を歩んだ人馬への褒美 歓声あがりオペラスターは
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闇の中 磯鵯(ひよどり)が啼く 街の屋根 春の夜明けを 待ち焦(こ)がれてる
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徒花(あだばな)は実を結ばぬが だとしても無駄ではないと僕は知ってる
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さくら色 並びし棚見て 春を知る 義父のビールを買う日曜日
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ピカピカの新一年生迎ふ頃満開なるや学舎(まなびや)の桜
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胃の中を全部ひっくり返しても 飲み込んだ言葉分からないまま
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長旅をしてまで会いに向かいます 片道切符花束ひとつ
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ドーナツの輪を覗いても君はなくただひたすらに日々があるだけ
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メール便短歌形式良いのかも長いと斜め読みされるだけ
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タヌ猫とひとつ布団を分け合ひぬ ふかふか青い上等毛布
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スペインのまあるいお菓子ポルボロン 願いが叶うおまじない有り
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いただいたお料理並べて 母と二人 室内お花見 さくらのクッキー
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凭れてもいい山手のドアはなく無殺意と死に挟まれている
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咲き始めの 桜の下の 宴でも 酔うた笑顔は 満開のよう
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左手に繋がっている思い出が右目から流れ出す三月
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山笑う 誰が最初に言ったのか ころころとほころぶ花見山
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春嵐(はるあらし) 去(い)ねて日影のさしぬれば 照れる若芽(わかめ)の競(きほ)ひては生(む)す
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おりづるを 久しぶりにみて 日曜に  幼き日のこと つれづれに思ふ
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