「草花が枯れかけてるわ値引きして。」花は枯れても安く売らない
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さようなら 元気でいてね またいつか その日来ずとも こころをこめて
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一袋貰えた湿布保護になり使い残しを渡す待遇
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痛みとは他人が解るはずもなく「俺よりいいよ」と押し潰される
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春ぶりに出会った君は真っ白な巾着袋の姿している
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爆音を鳴らす君から客席のバンドT着た僕見えますか
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犬がゆく弟の腕のなかでゆく私がいない日にとおくゆく
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虹の橋 君待つと言うその場所で 鈴の音鳴らし  わたしを呼んで
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母からの「家静かです」ひとことに子も犬も去る実家を思う
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恋情の最大瞬間風速になぎ倒される君の中心
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いつの日か 幸せだったあの日々を 素敵な歌にし 君に贈るよ
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明日からのドラマ 今日のうち録画予約 土曜?深夜のも録ってカンペキ
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俺よりも 君を好きなら それだけで 託して行ける どうか笑顔を
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五次元の俯瞰で時を眺めゐる。自由な意志なぞないかもしれぬ
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紫外線であまねく世界を感じ取り蝶の目をして花の君見る
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幾つもの頁の先には新たなる私待ちをり ひらり 目のあく
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裸足にて薊踏んづけ切り竹を踏み抜く熱持て夜を駆けること
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イルカよりトビウオ多めで泳いでね。バタフライでの気持ちの持ち方
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しずしずと重力に耐えし月白の御柱のいま脆きに屈せり
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月に来しチャンドラヤーン3号はひとり、ひみづをとぶらひて 眠りつ
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退院後 母は落ち着きリハビリし プリンの店など物色し居り
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日焼けして 白髪も増えた夏だった あれだけ救急呼び出されればな(苦笑)
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薄給の つらい事実は変わらぬと 壁に投げ 取る白球は清
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月曜日 憂鬱だからと無くしても 次は火曜が 憂鬱なだけ
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何度でも 聞いてるあの日のメッセージ 「もうすぐ帰るよ」 「もうすぐ帰るよ」
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「ありがとう」 愛されるという 幸せと それを失う 絶望ツラさを知った
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結婚式場で半袖半ズボン 新婦の意向で勝俣スタイル
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君に顔 うずめたとこを ペロペロと きれいに舐める 君みて落ち込む  
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手が届く その時までは と言えず黙る 十五の深秋
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「お母さん、頑張りすぎよ」その言葉 私の心に一番染みる
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