白樺の肌をわたしに刷り込んで明日あすには褪せるパレットの孤児
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泣きそうな 空の真下で偏頭痛 何よこっちの方が泣きたい
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僕たちの 青い森林だった場所 ジャングルジムは 撤去された
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不良ワルだった 昔話は ほどほどに 今元気なら なんでも良いよ
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いつの日も「もしもあなたといられたら」そう考える私の存在
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真実が雀のように自由なら 今頃どこにいるのでしょうか
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君と見た 東京湾に 浮かぶ月 金星富士山 忘れたくないのに
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何もかも 全部わかってた はずなのに 「つもりだった」が 後から刺さる
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僕たちを 打ちのめすために やってきた 時計が0時を お知らせします
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この世界の ありとあらゆる 花をあげる ネモフィラ、ひまわり、だから死ぬな
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山奥の もう使われない ブランコも ひそかに夏を 告げていました
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君にだけ 会いたかった はずなのに 今君はもう どこにもいない
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この「好き」は永久保証じゃなかったね、世間知らずだったの私
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青空が顔を出すから手を振った 触れられぬ君にせめて祈りを
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立つ・座る・寝る それだけじゃ足りなくて 夢見る無重力の寝台
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それも嘘、叶わなかった。あれもこれも ~十年前の自分に宛てて
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限界の海に沈んで助け待つ 自力で上がれる己が憎い
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ただ一人分かってくれればそれでいいなのにみんなにいいねされたい
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衝動で歌を詠んでは書き散らす美しくもない芸術もある
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きっとそう死ぬまで綺麗になれないわ 泥にまみれた吾が人生よ
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ほんとうはきれいでやさしくいたかった 誰がしたのだこんな私に
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呪詛を吐く罵られても仕方ない私の事は自分が知ってる
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憎しみを抱える私は醜くて憎しみ知らないあのコは綺麗
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理想より理想通りな顔を持つ知人が憎く画面に唾吐く
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クラムボンの名前知った日いつの日かかぷかぷ笑ってみたいと思った
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この部屋で冬は一回あとは二回 しなかったこと 鍋、喧嘩
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「すき」がただ「こえ」にならずに「ねつ」を持つ 同じ分だけ離れていても
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君のこと知らない街で生きていく 「聞いて、ここには海がないのよ」
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君がそう 美しいのは その心と 瞳にやいばがきらめくからだ
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生きるたび 増えるでしょうね カサブタも 胸が痛むから 聴けない曲も
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