大舩(おおぶね)の 渡る海原(うなはら)わたり越し 常丗(とこよ)を出(い)でて巢(す)くふ燕(つばくろ)
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歌に詠む巡り巡って叶うかもと有ったらいいななればいいなを
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ぐるぐると回っているから仕方ない 地球酔いする吐き気は止まず
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「また会おう」 二度と会わない 顔を見る 人さらいの桜並木で
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一オクターヴ元素の螺旋階級説空気壜ゆいづ硫黄の花
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髪も歯も息子の名前も抜け落ちて 胎児に戻る準備をしている
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どうしたら 世界の紛争 無くなるの 安寧の未来 (とき) あなたのために
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枝々に花揺れる夢見たあとでダブル主演のビール現る
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吉野山嶺の桜の散るときは谷の朽ち木に花咲きにけり
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恥ずかしいと赤らめ始めたら散りゆくサインだ と桜予報士
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夜光虫のごときスマホに囚われてひっきりなしに聴くジャズピアノ
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不文律の街を歩けば信号の赤から緑、僕の心音
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永く走るコツ テンポはスローで息は切れても事切れぬように
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「ニャーオニャーオ」動けぬ老犬我を呼ぶ いつからキミはねこになったの?
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世の中の何が正しく嘘はどれ わからなくするネット情報
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手に負ひし怪我よ鈍重の血なりき美しきものへと近づきたくて
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満開の桜見上げて深呼吸 君の力に毎年感謝
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米の死体+魚の死体 結ばれたふたりは幾度世界をめぐる
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猛烈に長いワンライナーを書く途中入社の強気な彼女
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そこかしこ 微かな決意 街に咲く星ぼしに似て 日曜の朝
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おめでとう 百首に拍手 これからも 区切りつけても やめないでよね
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第六元素純粋触媒より発見す西暦一八九六年・砂時計過程一室四平方メートルの国家
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散らぬ間に繰り返し見む桜花来(こ)む春を待つ身にしあらねば
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ゆめセピア色の桜を見なさるな思ひ出までの道へ散りつつ
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桜咲く山路の風を恨むまじ散らずはやがて出でず朽ちまし (「やがて」は「そのまま」の意味
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花曇り 演奏前の君の顔 少し覗いた朝日が照らす
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夢前川過ぎりき彼奴こそは敵 芥子菜色の襯衣ぞあざらけき
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桜咲くLINEでくれし友の絵の桜既読の春追ひかけよ
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地球物理的運動すなはち万物の起源学家系図に零る洪水計
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ゆめ知らず智慧の階段踏みしめて錬金化学に塩基無水・素
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