反町や言いたいことはラインなど言える時代になったよポイズン
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丁寧に機嫌伺い世話をする 私は自称肉の執事です
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妻と母間に立ちて立ち往生言いたいことの集中砲火
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春の来る跡とも見よと山人の今朝印しつる去年こぞの雪の上
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初花とうち出づる波の音羽川氷の隙に春や立つらむ
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チュッパチャプスなめる ブラックコーヒータイム キッチュすぎる生活
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教室のほうきマイクにくるり舞う チョークの粉浴び「あいうぉんちゅー」
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トイレットペーパーのベロ揺らすカーボンヒーターの上昇気流
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幾そたび越え来る春に逢坂の関の戸ささぬ御世ぞめでたき
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大空に霞の衣干しかけて春来にけらし天の香具山
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増税とステルス値上げとコロナと長引く戦と高血圧
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動かせて装着できる人形はお菓子売り場で売るなよ・・・高い
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月曜日 センターラインを踏み越えて警告音も無視してすすめ
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冬の木が落とした影の一枝となって静まる黒い手袋
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雀蜂は怖い雀の顔も怖いすずめはさほど怖くない
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好きだけど 憎くもあって 複雑なこんな感情 燃えるごみの日
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お役に立ちませんでにそうでしたねと返されるニュートラルな日々
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だれもいないところに立つとまだ一人いるのが邪魔に見えてくるもの
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出会うべき情熱の火には出逢えたかい。後悔こそが僕らの母だよ
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泳げ君 非力な手足で時を掻き、鯨の唄にまた出会うまで
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20分後には出ていく夜行バス右手にバック左手に君
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傾いたOrionの上アルテミス重なってまた離れてく月
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お嬢ちゃんこりゃおしゃかだよって言われ眉八の字にして嬢ちゃんは
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一粒が文字の砂丘を越えてゆく砂漠の空に満ちてゆく月
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小春日の部屋の掃除は深夜まで そうだ今日は昼寝したんだ
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釣り堀ができた日父に釣り堀ができた話を眠るまでした
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吐く息に逃げてく熱を感じてる俯かず見る灰色の空
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鏡前 墨汁滲んだむくみ顔  ぱしゃと水かけ あゝ、月曜日!
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難しい「なかなか」上手くいかないの「なかなか」がかなりの「なかなか」だ
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今の夢、最悪だった、サメも出た。それでもグッドモーニングジャパン。
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