吉野家で 迎える朝日 徹夜明け クーポン悦ぶ 二十五の春
6
ささやくよな言葉みたいで好きだった あやまちだとは思いもせずに
4
すきだからサイゼも松屋も全然いい 知らん人とは行かないだけで
6
頼んでもないのに春は夢みせる花は飛沫で櫂の手 卯月
14
自転車の写真を選ぶ スパナでも歯車でもない証明のため
3
そっと窓開け流れ星だと気づく 眠れぬ夜のラッキーチャンス
13
蒔かず刈らず蔵に収めぬ生き物のそれなりの死亡率のことなど
2
物語のように桜は散っていき雨が最後のページを閉じる
7
紙箱におさまるよっつの宝石を深淵のごとくみつめる零時
3
向きあった過去の数だけ華やかに生まれかわった今年の桜
6
後悔はしないと決めた春の夜に冷めたココアを温めなおす
7
「食えば無くなるがケーキはうまい」というタイプでないとやりにくいこと
3
新品のスニーカー履き出掛けよう庭の雪塊明日にはとける
13
どうしたん アイコン黒いでフラれたん レモンサワー飲も なんでも聞くよ
5
納豆をかき混ぜ続けてビッグバン起こして創造神になろかな
4
新聞で作った愛機はどこまでもとんでゆきたいこころの発露
4
あのニュースちょっと羨ましいかもな 枝を揺らすと夜が降ってた
3
こんなにもかわいい猫がいるのにね なんで幸せじゃないんだろうね
5
黒い羊を数えて階段の底までゆく たのしい夢だったね
3
日差し浴び桜を眺め背筋伸び 新たな気持ちでルーティンこなす
7
幸せになるってこんなに辛いんだ一日一歩歩くだけでも
8
神様のお導きにより会った人 また会える日もきっと来るさと
12
業務過多 桜満開 素通りし 心の中に 花を咲かせる
15
タイミングどんな場合も大事だね 会える人とは 会えるときに是非
11
前世での業を償う檻のよう 筍水煮 0806
2
後日談みたいに笑って言わないであの頃きみが好きだったとか
8
初めての万年筆は就職の記念インクは空色にする
7
散ってから旅が始まる花びらは海を目指して川下りゆく
13
桜色景色彩る華やかに行き交う人も笑顔満開
4
幸せになれるボタンが目の前に。家族も友もカレも消えますが
10