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「寒かろ」と幼き我の手を包む 祖母の両の手 温もりの記憶
17
今日した事鼻息荒く報告す 頑張ったねと褒めて欲しくて
14
要するに説明責任果たせとは 真相認め謝罪せよかな
8
大掃除 出来る事から少しずつ 煮詰まらぬよう 追い詰めぬよう
10
耳澄まし 雪降る音を探す日の 卒業アルバム ほのかに
温
(
ぬく
)
し
7
深爪ぎみのその指でいちどでも選ばれたかった、なんて我儘
6
我が友は 迷いながらも 覚悟持つ 対し私は 未だ有耶無耶
4
人間ってそんなものよね手放した脂肪の五倍やさしいお前
6
虹彩に飛びこんでいくゆっくりと沈むソファの知らない手ざわり
4
衣食住 共に過ごした街並みが 滅びながら再生してゆく
5
母さんに「少し休憩しても良い?」私が母に言う言葉なのに
8
焼きたてを一枚くらい食べたくて クッキー作りは2日先に延び
5
チョコレートの香りの紅茶を発掘し(埋もれてた)いろんなチョコと合わせ楽しむ
6
哀しさはたぶん優しさの成れの果て仕方ないから抱えていくよ
9
大阪の一家に一台たこ焼き器?そないないやろ、うちはあるけど
9
カステラの 箱入りたる 幼子の 天に昇るや 雪舞う中を
11
純喫茶 うたた寝 窓辺で浮かぶのは雨の二限の国語の山田
7
手を握る
理由
(
わけ
)
を浜辺でなぞってる ラムネのビー玉越しの横顔
9
好きだった私の気持ち封印し あの教室からやり直したい
10
嘘つきな私を徐々に溶かしてく 笑顔で最期迎えるために
8
ポテサラがめっちゃ
美味
(
おい
)
しくできました 何だか今日は良い事あるかも
13
夫
(
つま
)
見送
(
おく
)
り ひとり
日中
(
ひなか
)
の発声は よいしょこらしょの掛け声ばかり
15
アラームが鳴るとそのあとおもむろに ちま猫アラーム ニャーンと登場
6
クリスマスプレゼントもう着いたかな 鍋つゆセットであったまってね
7
お気に入りロングカーデを着れぬほど 寒すぎる日は冬はさみしき
8
わがサンタ、なんと偽物!知った日は同時に母の愛をも知った
8
すこしずつ狂気を知ってゆくような手つきでそっと秋茄子を裂く
6
一年を駆け抜けてきた全力で 年末ぐらい息抜きさせて
6
君と待つ新たなる旅ひらく道 一歩一歩を踏みしめながら
6
酒溺れ ダルさで仕事 流しては 台に座って 呑んで寝る愚図
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