短歌ってルールがなくていいんだよね まるで私の人生みたい
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身を燃やし 灰の轍を残し逝く蚊取り線香と人の一生
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天高く馬は見えねどコンバイン終日ひねもすうなり雀ら騒ぐ
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低血糖 バリウム飲めず 無駄となる 私の空腹 返しておくれ
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姉という魔王の手から守り抜くイスパハンは世界の半分
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川沿いの小径に匂ふ金木犀 用は済まねど足止め憩う
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川沿いにしばらく続く金木犀 匂い放ちて己を主張
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そうこうげき おとことみれば てきがだれ くべつができぬ にげりゃその背に。
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じじじじと大きな声を伝えけり小さき虫は何処に在らん
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おかあちゃん、おちっこ、という ねこ頭突き あのね猫トイレ寝室にもあるの(苦笑)
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この距離を嘆かずにただ待っている あなた自ら語る「少し」を
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浴槽のない家に住む人もいる 銭湯で足を伸ばして帰る
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寒い時ジャケットを貸してくれる人 仮に半袖になったとしても
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手に持ったピンクベージュがよく似合う 別れる時まで持っててくれる
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ハンバーグカツレツセット食べ切れず お味噌汁だけ残さずに飲む
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駅前で 大合唱す 椋鳥むくどりけやきは彼らのライブステージ
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君に話す何気ないこと探すため川原の道を遠回りする
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床屋さん とおくのほうに 行ってきた 首筋すっきり 笑いかけるきみ
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気づいたら ふわふわもふもふ 猫の背に うたたねしてた 君猫の毛とる
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肌ピリつく いまいち原因わからずに 涙のあとのヒリヒリにも似て
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その国の大統領はあばら屋の固定資産税を払ってない
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マクドにて月見バーガーは機を逃し グラコロを待つ そっちが本命
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やかましい小さな点の集まりの ひとつだ僕もプラネタリウム
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日は落ちて 冷たい風を ほおに受く 歩幅大きく 秋は行くらし
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マヨコーンピザのコーンが転がってどこかへ消えた金曜の夜
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湯たんぽに 厚手の毛布 ストーブと 段階的に 冬に怯える
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いつ咲いた もう散ったろうか 萩の花 気づかぬままに 秋は深まり
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萩の花 この秋もまた咲いたなら 皇子に会いに行こう 高円の古寺に
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痩せたなら美味しいものを食べようとしてる私を叱って下さい
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出版社送ったことがありますか私あります全滅ですよ
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