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あなたからもらった箱のチョコレート 赤いひとつぶきらきらひかる
3
茫漠の時を見つめつ爪繰る書、せめて無力なこの手に歌を
2
空が目に痛いほどには青い頃 いつだかの日にした影送り
2
咲く花は萎れる明日を予感して今日の満開心ゆくまで
1
灰色の雲に頬ずりされてゐるシアトルの街に午後2時帰着
6
秋色のみづ玉たわわに夢となり柿の実の園けふも夕陽す
4
紙とペン今朝も鞄にゆれてゐるふとやつて来る歌と遭ふため
6
我が歌は翼得たりて海を駆け 喜望峰にてツバメと踊る
6
はれて豊か山吹色の伸び伸びと今年の幸のほがらかなりて
4
日々交わす 共に固有の美のかたち 生活として 労働として
6
骨鳴らし黒ねこの様なのびをして宿直室で残り二時間
2
地球には耳に蛸住む土地の在り 移住のために仕事辞めるなり
0
秋の朝雨降る中に新聞を配達するか手抜きもせずに
1
今日は星の巡り合わせが悪いから君への挨拶引っ込めちゃったし
0
ヒロインのアニメ声真似る母親の声コロッケに乱反射する
2
磨崖仏
(
まがいぶつ
)
のごとき守衛を通り抜け
行
(
ゆ
)
く面接なり夕飯を想う
0
窓際でサボテンのみ聞く
郷
(
さと
)
言葉 押し黙り居るはめ殺し窓
1
王冠を被りてターレで駆け抜ける 競り声競り声追い抜けコノシロ
0
さよならと同じ温度の色彩じゃ星の光を再現できない
8
いつかまた私が死にたくなったなら呼吸の仕方をキスで教えて
3
お別れを月の黄金で染めたのに稲穂の海にもならない話
4
酒呑みの宿痾をいだく我が脚よ待てすこし待て今ぞ
闌
(
たけなわ
)
4
レモンサワー呑んだら少し赤らんだあなたの頬をムニッとつねる
2
磊磈
(
らいかい
)
をゲゼルシャフトに嵌め殺す午前八時の丸の内ビル
7
読みし者を殺す短歌を詠みたいと誓って頬張るアメリカンドッグ
3
寒くなり なんだか急に 食べたくなる ほっこりした味 みたらし団子
1
小閑を盗みて歌を詠める時けふのあはひに色にほひそむ
2
雨音の聴こえぬ闇に寝覚むればぽつんと世界に雫落ちゆく
4
七色の旗のはためくこの街にいろいろなるひと虹追ひかけぬ
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雨の降る九月に傘は置いてきた青いインクで手紙を書こう
4
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