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凍りつく 朝の陽にふと 見上げれば 青く大きな 空に包まれ
8
手作りのクリスマスクッキー食べきって ちょっと調理に疲れた年の瀬
6
東京を 一望32階の オフィスビル 今年の景色も これで見納め
8
蟻ひとつころさぬひとのやさしさは 競う世のなか踏みつぶされて
20
ふらふらにリズム追いかけリハビリで こころとからだおどるエアロビ
13
朝十時 それまで届かぬ 日光を ありがたいと手 母は合わせる
6
お腹から悲鳴のあがるもういいよ いたみのとれてベッドで歌詠む
11
居間座る 平均年齢 七十九 三人の影静かなり
6
8
時間悔いなく使ったと言ってみたい仕事帰りの電車の中で
3
年の瀬に 寝坊かました 今日の朝 疲れの極み 感じながらも
6
過去なぞり未来を考え今を見る 私の謎を解くのは私
8
年末の大掃除まだ始まらず せめて玄関飾る花買う
6
雪が降り 静かに積もるそんな夜は 薪ストーブの音聞きあくび
5
この指が覚えているよ 雪の日の 繋いだ温度我を救いし
3
ラーメンを 自分が食べるの平気だが 家族食べるの なぜかみじめに
2
昼夜問はず ねこは全力甘えくる 母は眠くとも目尻が下がる
6
青い枕 チビ猫が乗り寝ようとす おとうちゃんのにおいがするから
7
年末の朝の仕入れトラック早き事目覚めては落ち発車でまた覚め
9
光ってる 街並み、サ店 変わらないで クリームソーダ無視してビール
3
兆民の『一年有半』を酷評せし子規なり同時期に『墨汁一滴』を著す
3
兆民の『一年有半』を酷評せし子規の心に嫉妬あらずや
3
拗れてる言葉をこねてまた壊し大傑作を詠む夢の中
13
捨てられぬ紙袋達が夜に見る
ホールケーキとセーターの夢
7
山奥のカーブミラーの寂しさに
ただ寄り添える電信柱よ
7
私には青春時代 あったような なかったような これからのような
8
将来の夢もないからここでずっと
黒板消しの掃除がしたい
5
良き人に自分の過失ゆるされて、それを私はゆるせずにいて、
4
手の届かない場所は別にお前に
意地悪してる訳じゃないんだ
1
君と僕通じあってるとは思わないただ信じあってはいたいと思う
4
削った鉛筆で指を突いてみる
復讐のように猫を飼うこと
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