バラさないでそれなら私守れるよ君の秘密もあの子のことも
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「かきつばた」意味が分からず辞書を引く。ggrksとはよく言うものだ。
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心斎橋、夏の熱気がふと眩む。シャッター閉まり夜はついえる。
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紫のボブヘアーの娘目立ちつつ。僕は密かにあくびを殺す。
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大阪の街を歩いて迷い込む。背高のっぽのビルを羨む。
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ホテルから煙草の匂い漂わす。人生ここにも深く宿る。
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大阪の夏は暑いよ。甲子園、球児たちの誇りに涙す。
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商いの賑わう街を徘徊す。商店街がえんえんつづく。
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処暑明けて 空はぐずつき風変わる 今年は来るのか 本来の秋
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一度でも在ってしまえばなれるのは「限りなく無に近いもの」だけ
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目を覆うほどに眩しい君はその後ろの陰まで全部俺だと
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ひとりきり生まれて死んでそれだけのなにが悲しくなにが寂しい
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人麻呂のごと悲しみ苦しみ詠いたい そこから希望が芽生えるように
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家持やかもちクンに頼んでみようか ボクの歌 萬葉集に載せてくれんね
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爪切りを嫌がらなくなり その代わり爪まで研げとせがむ二歳児
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永遠に続くわけない「暑いね」と貴方に言って始める朝も
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優しくて強い翼で目指すべき空へ羽ばたけ好きだった人
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「涼しいね」 「秋はそこまで来ているね」 うだる暑さがすでに恋しい
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さんかくの角を削ってひとかじり 具は明太子 おにぎりの山
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生きるのがつらいか「つらい」 この声が代替品と知った時から
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「かき氷って全部おんなじ味だよな」 文句言うには青すぎる舌
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世界って君が思うほど悪くはないよ だからといって良くもないけど
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大丈夫、怒ってないよ この地球ほしに 生まれ落ちたこと 死んでゆくこと
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まばたきをするたび生まれ消えてゆく星々のこと君だけ知らない
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くっつけた額 ふるえる背中からつたう体温 どうか同化してるね
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振り向いた途端傍ら友悲鳴ポニーテールは凶器と知った
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明日よりも 今をなんとかして欲しい イタイイタイの 飛んでゆけ!
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テレビ見て 君にトキメキ 楽しむも 終活済みの 未来など無し
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自分からオムツを替えて言うように パパの仕事と認識したか
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夏休みつけてた日記読み返し センチメンタル子ども溜息
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