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吊り革のまあるい穴の向こうにも変わらぬ君と揺れしかなくて
1
鞄から誰も知らない生き物の脚が出ていた さよなら電車
2
拒まれた葉脈の中の猫たちが葉を食い破りやがて眠った
2
憑依した酒がゴーストライターの三十一文字
(
みそいちもじ
)
が多産多死かな
0
涙枯れドアを開けるといるはずの揺れる尻尾とヒコーキ耳が
0
弱さとは祈りだけどもきらきらともう大丈夫よ死んでしまった
1
遮光して光を亡くしたその部屋でコーヒー豆を挽いた午前五時
3
誰もかも生きていますね屋上の青眼の子どもだけでもどうか
0
黒点が無数に増える果物が未来を暗示したから 逃げて
3
絵を飾る飾る価値すらない人が消えて登場人物になる
2
鳥の墜つ地点に黒い穴があり見知らぬ僕が抱きしめた夜
1
ささくれた僕の親指からめとりキスで逃げてくきみは純情
1
手のひらでしゃりりと鳴った君の頬 色も産毛も桃のそれだね
1
りんどうは秋を愛する花だから 風と月光全てこぼさず
7
ひたひたと雨の降る日は声だけが響き寂しい海月になりたい
5
この心のぞくことができたなら 爽やかな風吹くのだろうか
2
そんなにも硝子にも似た冷ややかな秋風が皆
(
みな
)
に迫害されて
0
爪先をあなたの色で塗ってみて似合わないのがなぜかうれしい
3
流れゆく熱くて緑で白き神 朝、食道に清き御茶漬け。
4
残せない 君のメールを 消すときの 張り裂けそうな 俺の心臓
3
わかんねぇ俺を例える動物が強いて言うならホモ・サピエンス
2
人類が滅びた夜のツイッター botの定型文が流れる
7
TL
(
ティーエル
)
にbotだけいる真夜中につぶやく言葉は
静寂
(
しじま
)
に溶けて
3
ライターが栄えて久しい
現
(
うつ
)
し世でマッチを使うあなたが好きです
3
東京に最早そんなに価値はないけれどぼくらは残滓を求める
2
赤の月、青の煙の、一族の、凍える目から冬が生まれる
6
くだらない、無視すればいい……ダメなんだ 愛した過去がまた邪魔をする
0
7
パーの缶チューハイで誤魔化して なかったことになれよアンタも
3
「今日だけは……」そんな日があと何日も続いていくのだこの
人生
(
みちのり
)
は
0
切れ端を摘む代わりに頬張ってあの子の舌が入ってきたの
1
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