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映画観て口開けたまま知らぬ街、闇雲歩いて言葉を探す
4
夜がふけるまで朝がくるまで点いたまま豆電球 ベッドの明星
2
みおくって そのたびごとに あまくなり だせいでくらす このごろのわたし
10
アーケード 屋根の上から見渡した あなたの部屋の窓は
何処
(
いずこ
)
に
1
平安も 避難くらしも さむかろう ひろいゆかどこ とぼしい暖房
10
大人でも 知らないことは 知らないと 大人になった 自分で気付く
9
割れかけた爪から短くなってゆく 溺れて見えた渚は遠い
2
僕の手を綺麗と言った君の声 瞳 表情 全て欲しいよ
3
友達と呼べなくなったのは君がそうしたいって言ったからだよ
6
くずくずと荒れた心をディス曲とボースティングで鉋がけてく
2
これくらい、まあいいでしょうの定規の目 ずれているから削りとってる
2
モヤモヤともやる心に切り込んだカードという名の神託のメス
3
美しい歌やことばをいつまでも愛していたいだけだったのに
10
雨だからたぶん涙はバレてないハンカチだけじゃ拭いきれぬ夜
10
乳液を乾燥防止につける冬 ねこがときどきおひざをにおう
7
しんしんと雪は降りつつ世の中の音を消し去り別世界へと
13
夢うつつ遠く瞬くあの光いつか砕けた欠片だろうか
15
全生徒部活に加入推進部vs元祖こたつで眠る部
3
ニュースばかり ながめている 外界のへんかでしか うごかないわたし
9
若者が立ち読みをする姿さえ絶えてひさしいふるさとの町
8
天命を待つ者と待たぬ者の差でアンサンブルはなりたっている
2
深夜
2
時誰にも言わずにコンビニに行ったっていいわたしの人生
10
愛しい人を
妹
(
いも
)
と呼ぶならロードオブザリングの指輪も妹なのだろうか
4
張り詰めた 糸が一本切れたとき 身体はボロボロ 心は散り散り
5
息の歌ライブハウスを包み込みそばに感じる春の訪れ
3
最期までなんてきれいな意志だろう涙の代わりに流す鮮血
3
魂の歌声響く箱の中心震えて涙流れる
3
強風で吹き飛ばされるのぼり旗「ヤバイ」と
燥
(
はしゃ
)
ぐバイトの男女
5
頻尿を抑えるために控えてた冷たい水をグッと飲み干す
5
手をつなぐようにケーキの紙箱の持ち手にかけた指先冷える
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