あの人のいない夜をば持て余し風の音でも友としようか
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いつひま?は、その日にしよう!ではなくて いつダメなのか知りたいからです。
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天気予報マイナス15度見て震え ふと、思い出すここは東京
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朝、汽車にゆられる、息をひそめる。「酸欠だ」と云う雪たちもいる。
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ライバルは一期生だよ本気のダウンタウンの相手はトミーズ
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『告白』に書かれる彼は書く彼を見ることもなく消えたのだろう
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燃え尽きて輝き失せた星 占い貴方の欄を見なくなった
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砕け散る様は異様に美しく何度も何度も砕いてしまう
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もう空を飛んじゃおっかな!裸足で踏んだ砂浜が熱すぎるから
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寄り添うも肌を隔てる薄衣二人の仲はまだまだ淡く
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いじめてた奴だってみんなおともだち(わたしはそんな世界はいやだ)
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もう死んでしまおうかなって口にする死ぬほどのドラマも無いのだけれど
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理不尽も気にしなければ勝ちだろう雀に人が撃てやしないよ
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蛮勇の破片散りにし砂原よ神の憤怒を知らしめたるか
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泣き叫ぶように砕けるあの光ともに消えられたならどんな気分か
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食いしばり頑張ったなら少しだけ上がるのです生きられる確率
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さっきの夜とは打って変わって横断歩道の白線は滑る
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「人生はプラマイゼロ」 だとしてもだよ ゼロのために生きてく意味って?
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いつの日も決まってそこにいた小蝿あなた黄色の結び今日はひとりで
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吹雪後の昼陽ヒルビ差し込む座席にて半袖風情フゼイがいよいよ着込む
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人が皆 愚かに見えるが おれも人 死ねば仏になれるかもだが
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星ばかり 見てても仕方がないけれど 星を知らねば星になれない
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喉元に 刃をつきつけでもしなければ 君は夜空を 見ようとしないか?
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コイントス 裏なら去るよホテル前 掌のなか必死に返す
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たべてねと あなたがくれた紅玉 そっと受けとる 指輪に触れぬよに
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葬式でかけてほしい曲はずっと覚えとくから 今日はおやすみ
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シャボン玉吹こう 一瞬でこわれるものがあること思い出したいの
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二十年 育て続けた 信用は もうありません 売り切れました
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日本一 コント王者が 決まる時 優勝しても 仕事増えない
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前髪とマスクの間にある我の猜疑と不安怒りと甘え
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