しるべなきくらぶのやまに行き暮れぬ道だにてらせ秋の夜の月
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仏像の横に並んで寄添われ そんな曇り日私も好きです
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‪こんな時だから常連風吹かせフロランタンを買い占めてみる‬
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‪朝顔の支柱に絡み付く蔓はわたし、あなたは……言わせないでよ‬
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すみかはる世こそはかなく思はるれかたぶきそめし秋の夜の月
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‪寂しさが生んだ怪物みて思うひとごとでなし胸なでさする‬
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‪さすってもさすってくれるひとは無く悲しきセルフ・リフレクソロジー‬
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朝起きて 汚い空を 笑ってさ 混乱状態 汚い地球
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いつか来る 時代の流れ ホウカイだ 今残るため 改心起こす
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泣く泣くと 響け悲しみ あとすこし 川が流れる 昨日の事で
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そんな手で 君は告白 哀れだね 君の相手は 僕より脆く
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梅干しや 酸っぱき君は 苦手です 舌縛られる 真っ赤な閻魔
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さりげなく月が綺麗と言ったって気付きやしない君が好きだよ
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美味しさを保証されてる「焼きたて」に縋って一つだけ買ってみる
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‪どんな味だったでしょうかしあわせは飲めば飲むほど渇くでしょうか‬
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刈りいれもをはりにけりなひえびえと田の面をてらす秋の夜の月
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悲しさを薬にしたら何色か分からないけど恐らく甘い
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桃ジュース ネクターやいろはすでなく厭らしい意味でとらえてください
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エヴァンゲリオンの夕空の色した故郷へ帰るわたしの車
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油蝉鳴く夕焼けは深刻さを帯びてついに今日秋になる
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ルービックキューブの死骸すら揃わなかったのだしおまえの負けよ
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歌うたい 人喜ばし 清らかな 透明な声 素敵な寝癖
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腹へった 金無き今は いつもより 助け求めず のうのうと生きる
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ひつじさん また草の上 飽き飽きと 悟った様に 我ら見つめる
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黄金の 夢まぼろし キラキラと 山の上ヒトリ 落とした紙切れ
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光れ涙 あの水溜り もう夜だ 濡れた私 乾かせ太陽
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仕事中 くるったお客 さようなら 利益なくなく 今さようなら
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いきのいい 売り場からから 耳障り 誰もが逃げる あの魔の手から
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ワンワンと 吠え続けるが 気付かれず いま怒鳴られる 是非も無き事
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光る歩道 貴方の隣 歩く夜 輝く星々 キラめく景色 
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