戦利品金の斧と銀の斧金のじじいと銀のばばあ
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寒いので脱走やめと猫の言う炬燵まだかと上目で見られ
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「楽しい」の同意語「嬉しい」そんなんじゃないの気付いて「休みたい」って
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部屋のごみ捨てずに暮らす君なのに人生捨ててしまっていいの
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ぽろぽろと ギターをつま弾く 彼の爪 私の心に 傷つけていく
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人生の次のターンを予測する あなたは見つけないわ、わたしを
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休日の 寝溜めが今頃効いたのか? 夜更けなのに お目々ぱちくり
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バスひとつ逃して次の時刻表、母が婆ぁになるほど長い
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買う服は必ず黒と決めましたフォーマルスーツ保護費で買えない
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何色も染まってくれる君だけどほんとの色をそっと教えて
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東京で咳き込む姉にのど飴をくれたあなたのまっすぐな瞳
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寒さ増し ますます猫の まるまりも どんどんまるく まるまっていく
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ひとひらのゆきの欠片を手にとれば 街の灯りはふたりを照らして
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空調は19度という指示が来たそれもう暖房を動かす意味がないのでは? 雪国にある国立大学
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大企業 「やばい」「えぐい」しか言わぬ 語彙力のない採用担当
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実は私 金木犀のアレルギー 甘い香りは手ごわい強敵
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インターン 会社の印象悪くとも きちんと深くお辞儀はしておく
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んーまっ 大好きな猫へ んーまっ 帰ってくる顔 うーわ…
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「医者いらず」偉そうな君はいないけど林檎はいまも僕のお守り
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飛び込んだ君の瞳が輝いた 映さないでよ醜い僕を
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ねこたちが近くにいるのは「飼い主を守ろうとする説」なんといじらしい
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断捨離で『おもちゃの缶詰』真っ先に捨てた私は一味違う
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哀しみも いつかは僕の 風となり 冬春夏ふゆはるなつと 流れてゆくよ
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「諦めたら そこで試合終了だ!」 とっくに君とは 終わっているさ
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いいひざの日にたまたまか 膝痛し 明朝あすのスクワットはお休みしよう
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もう一度出会えたならば幸せになるため関わらないでいようね
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綱渡りしてるみたいな毎日を バランス保ち私は生きる
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月影に ひとりじゃないよ ささやかれ 明日を生きる 勇気をもらう
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「人道に配慮しながら戦争をする」というおぞましい矛盾
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怒ってる (図書館奥にある上手いゲルニカの模写) 君の顔
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