暮れなずむ夕焼け🌆に染まる、富士🗻の山も真っ白🤍
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旅に病める芭蕉のあまた秋霖はかつてのわれを連れ去り給う
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折ためて使うこと無きポチ袋お年玉にと簡易局に置く
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じいちゃんが煎餅割らずにくれといい さらに砕いてばあちゃん渡す
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木枯らしが私の髪にじゃれてきていたずら顔でビュッと去り行く
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方向を示してやればひとりでに動き出すとは限らぬ手合
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締めた魚真白い神経どちらが真実か定かでは無い
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きみの声紡がれる星空手を伸ばせば届く気がして
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待ち遠しい春そう日々を漫然と過ごしていたら金木犀全て砕け散る
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しがみつく枯葉その手で引きちぎりながらまだ生きていたいなんて
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誰かという他人ひととくらべて幸せを思い描くがうまくいかない
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夫から吉報の有り「今日飲み会」 貰いし時間 如何に使わん
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雲間から 射し込む光は 天からの 迎えか 誰ぞ 召されてゆくのか
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この恋の行方も知らぬ我が身には 海月となりて闇を漂う
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コート着る行き交う人のその横で咲きし向日葵うなだれている
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子は巣立ち それぞれの地に 根を下ろす 遙かな地にも 広がるご縁
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肩こりは寒さばかりのせいでなく 毎度緊張 歯のクリーニング
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こまいのを落とした音を手がかりに探すも何処どこかすみと消える
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猫様は蛇口の上流で水を飲み我は下流で皿洗い居る
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ブーツ履き 上はスプリングコートなり 世の人々はダウンを着ている
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ハロウィンが終わると正月クリスマス 国民全部イベント屋さん
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取り落とす当たり散らして巻き込んでいくつ道連れ運勢計る
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老い友ら守られし籠の中のことあれこれ語るランチと称し
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よごと置く葉分けの露も染めざりし小笹が原の霜の花園
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秋なのに暑いと嘆き 三日後は 寒空睨み コート取り出す
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まあいいや 一人呟く おまじない 心に積もる 雪が溶けだす
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木枯らしは腕が立つ田の宮大工紅葉削ぎ落とす鉋びかんなもり
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夜明け頃 リビングの空気の冷たさに ねこが寒いかとまた一度上げる>人間は着ればいい
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「おかえり」と言えば待ってたことになる だから言わないあなたにだけは
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身をよじり 話題そらして 無視をして かわす言葉の後に口づけ  
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