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夫より出来る女にならぬよう伊予ちゃんみたいにしたら良かった
8
託宣は外れると思う歯車は閏秒から歩みをずらす
2
前回は花嫁だった友人とポテチをつまみ転職相談
4
思い出すことはけだるいあの夏の空を剥がした裏側の null
6
トイレットペーパーを提げ帰る日は假寝の先にせめて夢見を
3
弛びなく調べられたる
脳
(
なづき
)
らの正弦波なる斉唱の跡
5
夕立にべんがら格子の色も濃く うつろの蝉が水に流れる
3
猫の餌選ぶがごとく母親の三度の飯のおかず考え
9
薄橙
(
うすだいだい
)
色の
暈
(
かさ
)
をかぶる月 明日も雨よと囁くように
9
消しゴムを ひろって君の 手のひらへ 乗せるか いっそ手を握ろうか
11
本当は君と コンビニアイス 買いに行きたかった 夏は過ぎゆく
7
暗い海 インターネットの波揺られ 今日も私は彷徨う人魚
3
常夏の 心で君を 待っていた またあの夏で 君といたくて
5
糾弾の 弾で手足が捥
(
も
)
がれても 饒舌に語る 舌ある限り
3
夏雨のジメジメ 恋のモジモジと 重なり雨は 二人を濡らす
7
話し合いふたりで決めた分業制 ぼくが「
作担
(
つくたん
)
」きみは「食べ担」
6
コンクール 四半世紀の 絵画展 少年少女 思い出される
2
夜ご飯 口いっぱいに 詰め込んで 麦茶で流し込んだ この恋
4
どんな日も確かに愛はあったこと不意に浮かんで泣きたくなる夜
13
人生で 君と交えた唯一の原点 恋は比例関数
4
元妻へ マンション売れて 連絡取れず 嘆きし友の 声が聞こえる
2
愛のない 夏の心は 軽いから 一人で 次はどこへ行こうか
8
日本茶のセール今年もはじまりぬ あいにく一昨日通販しちゃった
4
望むほど 遠ざかる君 初恋は 澄みきって今 夏空トーン
4
古希前に 試験に挑む 我なれば 妻の励まし 身に染みるかな
6
お風呂上がり 汗ひかぬまま ねこを抱く 毛だらけになる それも一興
5
「おやすみ」と さみしくなっていってみた。 明日が来るまで 夢で逢いたい
11
縮毛矯正かけたんですよお気づきになりましたか、いやぁ、ならないでしょうね
7
この道をまっすぐ行くと月があり右へ曲がるとセブンがあるよ
11
「洗濯物、畳むフリだけしとけ」忘れることなき 曾祖母の教え
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