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金沢駅 能登路のバスの待機列 あなたはどこへ?と老婆がたずねる
4
「
北陸
(
ほくりく
)
」のことばの響きは物寂し 「北」のしわざか「陸」のしわざか
2
値上がりかそもそもなのか知らぬまま蛍光灯の値札を見張る
9
あっさりと
背徳感
(
はいとくかん
)
も 味わえる
夜中
(
よなか
)
、ラーメン 最高すぎる
6
かの山の羆はそろそろ寝た頃かとんと聞かない出没ニュース
9
AIも予想し尽せない運命 たぶんそこら辺にも転がりて
4
君の隣で笑ってる 君が撮ってくれた私 いちばん可愛い
5
積み上げど風が崩せり賽の石山となるのは何時になろうや
3
水面にて 揺れて微笑む星々を つなぎ合わせてモナリ座名付け
3
水切りの石は彼方へ跳ねてゆく底の深さも知らないままに
10
僕たちは所詮は土の器だと甘き土塊弄りあう夜
3
ざくざくと冷える両手で森林破壊 冬のシチューのブロッコリーになれ
4
彼女はいらないとか言うから 勝手に傷ついてる私がいて
9
「愛してる」 僕の言葉は 信じない i
は虚数と 君は言うのか
5
数学で 答え求める 君の癖 キスの仕方は 一つではないよ
5
僕が好きが 正しいならば 君を好き そんな数式 聞いたことない
2
ときめかぬものは捨てるが良いと聞き何も残らぬ六畳一間
35
包
(
くる
)
まりて起きるきっかけ探してる
冬桜
(
ふゆざくら
)
咲く朝の冷たき
11
母と観る相棒もまた格別か 亀ちゃん推しのお揃い母娘
9
秋という季節を肌で感じると君の優しい手に触れたくて
11
今日という日をいつまでも身に刻み次の命を共に見守る
10
記念日は星の数ほどあるけれど今日はトイレでう〇ち出来た日
10
捨てられた子猫が必死に鳴いていた
温
(
ぬく
)
い手のひらの上で天に召された
9
過ぎてゆく時間のみこむ大クジラ全てを腹でごちゃ混ぜにして
4
あなた追う私だけしか気付かないあの子へ送る透明な視線には
6
まだまださむくない、かんとうのばんしゅうに、よるになるのは、はやいね、まんず
2
励まされのびる生徒もいるんだと今なら思いますよ、先生
9
トレーナー セールで猫柄見るたびに 買い込みはしゃぐ 体はひとつ
9
母とランチ 肉も魚も食べたので 夜はうどんで 何かは食べた気に
3
瞬きをひとつするたび崩れゆくマネキンたちに落ちる花びら
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