子もいない未来になんの義理もない 消費するぞと決めた土曜日
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狭い空、星代わりの夜景、アスファルトが私の故郷 東京
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毒蛇に咬まれた傷を吸うようにバナナの黒いところを齧る
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鎌首をもたげ肉色に裂け咲けるなれ侵略的外来種なり
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なにもかも絵空ごとぞとおもふとき天にははなび地にはくちなし
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花愛でる 日々は遠く 君だけが のどにささった 小骨のように
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五拍子で弾けば七拍子で踊るとこが似た者同士だよね嫌だね
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初めてのDIYはガゼボだと決めているからあたしはパスで
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私にもあったんですよ。睡眠の万能性を信じたことが…
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お参りにはお金を投げるてふ楽しさがあるあった財布の五十円をおりゃっ
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ひとびとをやけ食いとうのやわらかい自傷にさそうざわめきの夜
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河原に降りてきた天使と虹色の日を探しに行こうとしていたような
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ビール瓶を逆さに持った天使が居り春の夜道の花色の風
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飴玉を喉に詰まらせて「たすけて」を叫んでみたりしてもいいかも。
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ぼくがここを さってしまう このときに 詠んでおくれよ ぼくのともだち
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上辺だけ善人の面を装って 白々しいね君も私も
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このしじまに ぼくははじめて ききました こころがおれる ときのおとを
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かぞくにも いえないぼくの くるしみを いえるこの場所 UTAKATA最高!
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おっぱいはくちずさむもの口笛を吹くようにして風に散らすもの
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うたごころの あるひとにぼくは めぐりあえて しあわせだった あかりのやのひと
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まだ時にこうして血など流すので葬りがたい観念がある
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ともがらに 離言わかれのことを 不云随いわぬまま 吾去われはさるかも 此明尓ここのあくるに
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命って 概念なのです 人間の 価値とか語るは 傲慢そのもの
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ぼくいがいの すべてのひとに あやまります うまれてきて ごめんなさい
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ともがらに さようならを いわぬまま ぼくはさります このしゅうあけに
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ついにぼくは いきるちからを うしないました しんだところで なにもかわらん
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くだけちる ぼくのこころの ゆくさきは ブラックホールの ようなところ
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海のいろあをかりしかばびんづめの手紙ながしぬあてさきもなく
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メロディーで心を濯ぐ何度でも泥を被ってそれでも生きて
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私心捨て 公義に生きる 難しさ 命の価値は それにて決まる
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