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老夫婦 喧嘩の後の 日の朝は 言葉少なく 神妙にして
5
和歌という 短歌が昔 ありました 雅の世界 いと麗しき
2
手を貸したい気持ちと恐れのせめぎあい優しい人は勇気も持ってる
12
歯科医院待合室でうさぎ耳もふもふコートの初「ギャル」を見ゆ
7
春立つ日目標一つ加筆する 青春十八きっぷで歌を詠む旅
19
雨なのか上がったのか真夜中の路面光らせ車が走る
9
どの国の国技なのかは知らねども 強き力士に日本人なし
2
みどりごの目に湖の深き色 吸い込まれるよなひとみに魅入る
11
四方の海浪ものどかに立ち返り豊葦原に春は来にけり
7
訪ねれば 桜愛でるに徒歩二分 伸ばせば届く春の近さよ
8
伊勢の海に神代に帰る春立ちて天の戸出づる朝日子の影
3
鬼もうち 外にいたら寒いから ココアをあげてよ お母さん
11
一行動三つ用事が限界だ四つ目忘れまた取り戻る
5
碧き海ゆめ出帆を知らざればボトルシップの船うつくしき
3
浪費家の僕が京都に住んでたら何度飛ぶのか清水の寺
12
歌を詠む理由に泣けばきみの歌 環状線を回る切なき
6
夜の歌が好きだ 何もない夜に意味を持たせてくれる
4
別れたら生き生きしてた元夫もっと早くに告げてくれれば
14
いつの日かわたしの骨がオパールに変わるとき空は何色だろう
5
差し出した娘のスマホの動画には久しく見ない笑顔の夫 ( だった人)
12
何者かになれた気がするけど ずっと怠惰な私が居ただけ それだけ
3
このまま二度と目を覚ましたくないと 何度思ったか
4
眠ったら記憶が消える障害は楽しかった日眠りを惜しむ
12
また明日。ここで良いよと手を振った娘愛しくドアを閉めれぬ
18
楽しくて日付け変わって気付かない気付いていても気付かれたくない
10
殺しても殺してもなお生き返るゾンビのような恋心など
5
立春の雪さめざめと降りをれば山は深きかまなざし深く
7
どちらかが風除けになる偏りがあっても並ぶ木々になりたい
4
多分、いま僕が割れたらお腹から
?
(
はてな
)
が山ほどこぼれるやろね
4
そういえば、私は昔 鳥だった 空を見てふと思い出した
4
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