シナリオを だれかかきたし もうすこし シュギョーのじかん ありがた受く
6
筋注の痛痒さくらいでいいわ あんな奴への呪いの効果
8
母のため この世の生にしがみつく 血圧はもう 九十切るのに
8
青空を墓地に送って労働を召喚したらターンエンドだ
7
ぷつぷつと 木の実の多い シュトレーン クリスマスまで カウントダウン
4
いつまでも 仮面被れる わけじゃない わかってるのに 外せずにいる
5
危篤から 復活遂げた我が親父 戦前生まれのしぶとさを見る 
11
推力はどこから来るか思うのだそこまで俺を押しておくれよ
6
金色こんじきの 流るる雲の 相貌は 君の筆跡に よく似ている
5
学び舎の 想い出残すフイルムの 最後の一枚集まる笑顔  
9
座椅子の上 ほどよき所に ねこまくら 気持ちよさそうにお顔をあずけ
8
クリスマスケーキ代わりのテリーヌを 手配し終えて デコるかを悩み
6
葉が落ちる道は音楽奏で出し木々はコートを脱ぎ捨ててゆく
5
愛こそが すべてなのだと 思うから 文句もないわ 感謝いっぱい
3
金より 愛が大切 わかります? 貧乏人の 高貴な心
1
人間は 豊かになりて 飽くのない 欲望塗れ 働き続け
2
裕福で 働くことも なかろうと 思えばうれし 貧乏人が
2
勤労の 振りをしながら その実は のんびりしてる 趣味と実益
3
まだまだだ まだ働けと 命じられ のんびり暮らす 時はまだまだ
1
命得て この世の生涯 終える時 命を返す 父なる神に
3
履歴書も 書くこともなく 悠然と しておれるのか 富士の山殿
2
富士の山 あくせくしてる 人間を 嘲笑うかの 如くにしてる
3
履歴書に 自分の歴史 書き込めば 味気ないもの 情けないもの
4
宇宙人地球にやって来ないのは何の魅力もないからかしら
15
人間を「ひと」と呼ばずに「人間」というひとはただそこに立ってる
3
柚子の飴たちまち液になるまでに寂しさ香に追い抜かされて
12
それだけで過失の一つ もしあの日素直だったら 過去手繰ること
15
炊き立ての ご飯の白の輝きて 明太子の赤 寄り添う朝よ
11
向かい風強きに迷う友の背を押して励ます電話の向こう
13
十二月 雨の降る日は 膝掛けと 紅茶でゆるりと 時間楽しむ
8