どんぐりコロ助  フォロー 12 フォロワー 10 投稿数 11

風落ちぬ 漂流物の一団が 海と空との切れ目から 来る 

道草を踏みにし陰のダンゴムシつと丸まりて転びゆくなる 

四肢をて野をひた走る夜明け前 黒いほどにも青くありたい 

性欲と滅却欲の谷あいの真っ暗闇に灯る光は 

幼子の先史時代pre-historyの足形はいまも地上の裏側を蹴って 

小魚は凛として泳げ惑乱が臍の裏側を渦巻く底に 

十五時の暮れにうつす二の腕をつつつと奔るクモに目覚める 

こらえねば吹きつのる風に洗われる思想ことばの手前にある血と肉に 

真昼間のライトブルーに背を向けて私は私の濃い影を引く 

あの船は青い真昼の蜃気楼 地球のうえをめぐるまぼろし 

砂浜に空をゆく影ひらめいて連れ拐われた瞬前の過去きょうのひるごはん