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独りでも 育ててみると 君の目が 瞬き失くす 誓いの日 

浅野川 花びら流す 傍に居て 一人きりの 春を恨む 

キムギドク 異端の男の 映画見て わが渓谷の 深さ知る夜  

君がため と歌ってくれる その人に もっともっとと 愛せがむ鬼 

北陸の 重い空の下 君の肌 白く白く 一緒になろう  

知らぬから 愛されている 知ってなお 愛してくれたら それは恋ですね 

宇宙の 果てと果てとで 別れても 手繰り寄せたい それが君です 

君のため 何ができる この僕に 秒針こちこち ひとつになる夜 

君誘う 花の香求め この里に 迷い迷いて くちびる重ねる 

死ぬ前に 初期化しておく パソコンは 君知らない 謎の入り口 

今ぼくは 震えているよ 守りたい ひとがいるからさ 闘うからさ 

つわりなの 苦しむ君の くちもとに 運ぶひとさじ これは愛です 

夢でさへ 会えない君の 罪数え 愛はいつしか 化け物になる 

君を待つ 今この時を 抱きしめて 少女は女に 女は鬼に 

君の手が 私の髪を さまよって 唇さがす 時が好きです 

亡き妻を 麗しき人と 涙する あなたの心に 紫陽花咲く 

あの時が あったから私 生きている 街染めあげる 夕焼けを君に 

幼子の けがれなきを見る まだ何も 知らないのね 恋することも 

君の手を 私の胸に ひきよせて 始まる時を 夢にみている 

生きてきた 時間の方が 長くなり 愛も恋も  砂の如く落ち 

咲く時を 知ってこその 彼岸花 朱色のたましい どこを駆ける 

ワイシャツの 裏返し袖 引っ張って しばし酔うかな 君の香りに 

一言も 言い返すこと なくなって 漂うにように 生きている我 

逝き人が 望めし檸檬の ひとかけら 口に含みて 愛おしむ日 

病室の 白い壁の 向こう側 透けて逝って しまいそうな君 

原爆の 投下の訳さえ 知らないと 答える子らに 歴史説く 

夏過ぎて 見慣れたはずの 教室の  誰かが違う 秘められた事 

遠い日を たぐり寄せる その午後 金木犀の 魔法にかかって 

百年に 1度の夏を とおりぬけ 夕風まとう 香は金木犀 

こんなにも 君との別れ 辛いから 取り憑いちゃお お化けになって