荒波を 泳いで渡る 人生を 望みて今や 波間に独り
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話すこと 制限すれば 人はただ 書いて心を 暴露するのみ
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偽善より 正直でいる 事選び 嵐の中を 真っ直ぐ進め
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コロナにて 出会う機会は 減少し 触れ合い減りて スマホに頼る
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なんだって 抑えていれば 爆発し ガス抜きすれば 命長らえ
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餌がない針に食いつく盲目のダツの尊厳とは何なりや
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自己愛の檻の外には平凡な人生という冒険がある
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風のないスカスカな眼の存在に読んだ本から阿修羅の宇宙
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存在と不在は違いすぎるので境界線を引く余地もない
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走り書き「水兵リーベ ぼくの君」我にかえってちぎったページ
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人混みに紛れて捨てられている ぐにゃりと曲がった傘は私だ
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悩み事 一切合切 炉にくべて 燃やしてしまえ 全くの無駄
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本州の千葉名産の落花生 でも産地が千葉と限らないのだ
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眠り姫 誰がそなたを 起こすのか 瞼にそっと 優しいキスを
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緊張と 刺激を好む あの人と 会話もできず 別世界にて
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情念の 炎を消せば 人間は 天に召されて ここにはおれず
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いつまでも 賢き人に なれぬまま 犬の遠吠え 嘆かわしきや
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この願い 押し殺しても 死ぬような 玉ではないな しかと構えて
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心には 消しても消えぬ 炎あり 誰にも言えぬ 激しく燃える
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夜更しとともに乾杯といこうか ジンジャー・エールをビール代わりに
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いつまでもいつまでもただ歩いてもたどり着くのはゴール2歩前
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「愛してる」言われてみたい異性からそれでも来ない私のヒロイン
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しあわせですか そうですか どうか私の 視界の外で。
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重い身体と大気圧 天気のバグ?いいえ脳のバグ
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真夜中の 天井見つめる ただひとり
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街走れば「緊急事態」どこ吹く風 車窓に映る 景色悲しき
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カレンダー捲ると夜景だったので一ヶ月間この部屋は夜
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僕は泣いた 終わりじゃないって 教えてくれた 傷が癒えたら きっと戻るよ
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天空の剣を振るうパーティーに一名追加 路地裏の春
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さいおんと 呼びかけても 良いですか 君の想いは 天まで焦がすよ
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