水切りに適した薄い石拾い結構ゴツいやつだと気づく
1
日本酒も焼酎だってなんだって二度と飲むかと心に決める
0
両親とフリップクイズできますか「あなたの好きな食べ物は」とか
1
電源が落ちた理由を探すうちコンセントが抜けてるの見つけ
1
太陽は苦手な上司退社した夜は作業が捗る時間
0
死にそうな日には意外と死ねなくて虹に視界を奪われて死ぬ
4
戻りたい思い出ともう戻れない残穢と今進んでいる道
2
崖下に鳥を放って見下ろして目線を超えて遥か彼方へ
1
彼は背中を客席に向け自分の仲間にむけて弦を弾く
2
"手先から温度が抜けていくような諦め重ね人は羽化する"
1
"心臓を模した疑似餌に近づいて来たアロワナを見上げて喰らう"
1
そんなにも夕陽と同じオレンジで 光らなくてもいいよ、鬼灯
7
蹴るのにはおあつらえむきな石ころを跨いで歩いたあれが最後だ
5
今日も無理明日も無理です明後日もあなたと仕事はたぶんもう無理
3
別に隠すつもりはないけれど、これは君を忘れるためのワイン
2
もう無理ですできませんので辞めたいです何度もコレがリフレイン
2
許してください許されたいですできれば見逃してほしい我が儘ばかりの吾
1
いつかのことと思い出し未来を夢見るあなたとふたりゆらりゆらり
1
失いし時許されたいし許したい何度も巡る夜中の3時
0
もう無理と何度も思う帰り道しかし過去の私が許しちゃくれない
2
その会話録音してないよされてないよよくわからないからやめておこうよ
1
君のために弁当を作り美味しく食べる君がいてこんな幸せがあるものなのか
1
開いても開いてももうありませんあなたのために脈打つ心臓
2
少しだけ高いあなたの体温を噛み締めている季節の変わり目
2
〝さみしい〞と〝寒い〞は似ている。 そう言って 燐寸マッチにそっと 火をともす君
3
猛毒の 朝顔の咲く 君のの しかし朝陽のような笑顔よ
1
見えている 「誰か傷つけたい」という 君の心に 忍んだやいば
2
結婚は集団管理のシステムで、なのに幸せで最悪。
1
十三夜 まだ思い出す 君のこと 声や感触 香り姿も
3
温かい水に入っているだけでどうしてこんなに幸せなのか
2