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もう残り二ミリのリップクリームで 過ぎた月日をうるおしてきた
2
丁寧に爪をみがいてからなぞる彼の背中のあかい五線譜
2
なめらかだ 最後に泣いた日のことを思い出せない程の人生
3
今日の知見:ごま油越しの世界はさよならに似た深い紅色
2
ラストワン これで最後と 言い聞かせ 気付けば広がる お菓子の
個包装
(
ふくろ
)
1
死んでゆく 君の心に 花 手向け どうせ世界は 灰色なのだし
2
秋の月その有様に奪われて 寂しさがそっと上に来て乗る
10
短い水色と黄色のクーピーが私が私である証拠
2
暗い夜茶 きっと苦いかなしい遠い花の雨の匂いが 嫌な
1
あたしは私と握手してゆっくり寝てたんだけど、今泣いてる
2
マックで女子高生が話すからあなた私の前に座ってたよね
1
レシートに順番に刻まれていたのを忘れてて手で擦ってから思い出す
1
波のおとがききたい のまれたいわびしくてつめたくて色のない 波の
1
花を渡すか渡さないかとかでなく香りも知らないままでいたい
3
「暁の、海老名サービスエリア LOVE」クラゲに彫られた
刺青
(
タトゥー
)
に見惚れ
1
寝る前にブレックファーストブレンドの紅茶をいれる程度の悪女
3
電源を切ったスマホは重たくて 愛していない女に似てる
15
白鳥がシベリア突っ切り来る時期か 空は水色 川は空色
8
新酒飲み父と母とがニコニコと鯛の土産を皆で分け合う
3
「生きてさえいればいいことあるから」と 唱えて 独り 眠りつく夜
1
愛の名を借りて貴方に伝えます 「冷えないように腹巻をして」
0
暖かいご飯とお風呂とお布団と、それだけは満たされていてくれ
2
体裁を捨てると決めたそんな日の練り物だけのコンビニおでん
5
十年の昔に乗った或る遊具 息子の靴はまだ小さくて
11
まあるい手握るキャラメル わたぐものような頰 一粒だけだった
2
一晩中唸って書いたラブレター 白ヤギさんたら読まずに食べた
0
もし君がアンパンマンだとしてもだよ 君にとってのジャムおじさんは?
2
この
闇
(
病
)
はきっと単なる洞窟だ、たどり着くさき宝はあるさ
1
生き延びた今も希死したあの時も変わらず美味しいあなたのごはん
1
僕は名探偵なので気付いたが 僕はあなたを愛してるのでは?
1
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