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雷門仁王門潜りて大
甍
(
いらか
)
そのした鎮座の一寸八分 (御本尊)
1
歩こう会山路かさこそ鳴る落ち葉
毬栗
(
いがぐり
)
転がる木漏れ日のもと
5
草刈りに払う機械の手が止まる小花一面地獄の釜の
蓋
(
ふた
)
2
赤ちゃんに 戻ったみたいね お母さん そうして生まれ 眠りにつくの
14
ヨコスカに土日は多し
美国
(
アメリカ
)
人食堂に入りて日本食このむ
3
朝夕にオリイブ塩漬け
壜
(
ビン
)
の味よくよく見れば
西班牙
(
スペイン
)
の味
1
駅前でがなり立ててる
候補者
(
あいつら
)
を駆逐するなら一票入れよう
2
演劇部サボって友と帰る道チャリで爆走明日がこわい
9
ユダヤ民 エジプトにまけ ローマにまけ 東欧ドイツも しかえしパレスチナ /ポグロム ゲットー アウシュビッツ
5
晩秋の雨が静かに降りそそぐ貧しい街に灯のともるころ
13
うまれきて こどもの無心 しょうじょのゆめ あいのしんじつ うばうせんそう
11
布団からはみ出た足の寒き朝ねじ巻き時計の音のひそけさ
14
雨がひとつ ふたつみっつ 落ちてきて なぜ?の嵐 そんな午後
7
白い光 ふっと世界が暗くなった気がして僕の心は叫んだ
4
鈍痛。倦み疲れ病み、脳を刺す。右の眼球にどろりと血流。
3
忘れてた君の季節が来たことを ひどいさよなら忘れてないよ
6
痛点のない腕が欲しい夜もすがら君を抱えて眠れるように
10
愛が重、いんではなくて、愛されな、いと死んでしま、う生き物だか、ら
5
全身がささくれになり薄く皮を剥げばなんにも残らない俺
8
白い息 夜空の星を 鮮明に 彩り雫と なって落ちゆく
8
恋ならば 好きでいられた 愛ならば 嫌いになれない 君を憎んだ
7
生保でもなぜあの人は贅沢を?ただ網の目をくぐれない吾
7
枯れた葉を切られて痛いもう止めて!そう聞こえないし丁寧に切る
6
これまでに楽しかったという記憶、辛い記憶に書き換えられてる
12
その薬お願いしてもだめなんだ。安らかに眠る最期の合法
5
人生がうまく行かないばっかりに捨ててしまえばいいと投げやり
7
死ぬ事と死後の事とを思う時惜しむ誰かが居るのかと問う
7
寒風に雪の匂いのする雨と吊るした柿の振れて夕暮れ
16
人間が店員の皮 被るなり どうして下に 見られるのだろう
5
締時間 多彩なアイテム 投げる僕 キミは一言 ありがとしかない
4
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