昼夜問はず ねこは全力甘えくる 母は眠くとも目尻が下がる
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青い枕 チビ猫が乗り寝ようとす おとうちゃんのにおいがするから
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年末の朝の仕入れトラック早き事目覚めては落ち発車でまた覚め
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光ってる 街並み、サ店 変わらないで クリームソーダ無視してビール
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兆民の『一年有半』を酷評せし子規なり同時期に『墨汁一滴』を著す
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兆民の『一年有半』を酷評せし子規の心に嫉妬あらずや
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拗れてる言葉をこねてまた壊し大傑作を詠む夢の中
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捨てられぬ紙袋達が夜に見る ホールケーキとセーターの夢
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山奥のカーブミラーの寂しさに ただ寄り添える電信柱よ
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私には青春時代 あったような なかったような これからのような
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将来の夢もないからここでずっと 黒板消しの掃除がしたい
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良き人に自分の過失ゆるされて、それを私はゆるせずにいて、
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手の届かない場所は別にお前に 意地悪してる訳じゃないんだ
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君と僕通じあってるとは思わないただ信じあってはいたいと思う
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削った鉛筆で指を突いてみる 復讐のように猫を飼うこと
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あの人は地獄に落ちると聞いてから とても悲しい 助けねえけど
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言の葉のとげすらいとし君のもと 柔手やわてににじむくれなゐ落ゆる
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眠れぬ夜 もてあまし徒然に詠む 歌方の君と語りたし眠れない夜は思うままに詠む歌でutakataにいる皆さんと語り合いたいものです
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とっておきの魔法 まぶたに乗せる星屑ラメ あなたの頬にうつる きらきら
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マフラーで隠せぬ場所の愛のあと きみは気づいていないようだけど
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年の瀬の予定をきみと過ごすのか それともひとりぬる燗飲むか
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なにげなく詣でた神社に屋台あり こんがり焼かれたベイクドモチョチョ
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ひとりでも寂しくないのはおかしいの?わたしなんともないのですけど……。/恋とは?
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きっとうまくいく気がした雨の午後 信じて進む泥濘さえも
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遠い昔母のひみつの隠し味 お砂糖スパイス素敵ななにか
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まっしろなアイスの上にちりばめた色とりどりのカラースプレー
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お布団に残してくれた温もりに ひとり今夜も抱かれて眠る
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会いたいと思うのはあなたの自由、思わないのはわたしの自由
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まあ顔は情報の塊だけど、そんなに欲しい情報じゃない
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君と月と木星の距離を愛と定義せよ (ただし見かけとする)
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