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人々は その日その日の 幸せを 追い求めてる スマホ片手に
4
結婚を しない若者 増え続け 同棲しても 子供作らず
2
妻にして 年取るごとに 小言増え 謝る方が 時の節約
5
大雨が 降った翌朝 畑には 行きたいような 躊躇うような
3
松本も さんまも同じ 関西の 面白い人 代表選手
1
バンクシー 誰も見なけりゃ ただの壁 忘れられたら ただのカタカナ
3
ふた月も未練がましく引き摺りてよみんの部屋の陽当たりの良さ
7
苦瓜の 一番花よ 雨の中 駅まで歩く 我へエールか
8
もういないなんて嘘でしょう 叢の猫じゃらし掴めなかった
9
さあ雨よ 激しく降れと 叫ぶ夜 我が痛みあり 未だ拭えじ
7
線状の 帯もたらす 水無月雨 激しく降りて 起こる憂鬱
5
残念な生き物ってば俺のこと? 友だちいない 群れぬ野良犬
4
みんなして死にたいなんて思わないって言うので わかんなくなる人間
4
幾日も待ちわびし雨降るらしい窓辺のベッドに雨音を聞く
6
ようやくに迷路の秘密を見つけ出し約束時間も過ぎしと気付く
8
こんな時
貴方
(
あなた
)
は何て言うのかな 声は聞こえず雨の音だけ
9
あれれれれ はこぶねできず わたくしは つがうきみなく 増水みてる
4
雨のせい
息子
(
かれ
)
の様子が気になって 離れているけど気持ち届いて
4
ラジオからあなたの歌としのびあし 海のかおりの夏がまた来る
4
ふがいない働きぶりを罰すべく柿ピとりんごだけ食って寝る
4
受かっても決まりにならない昇級に かける想いで土日をつぶす
4
傷つけて それでもともにいた君に 傷つけられて きみを愛する
3
唇にそっと佇む塩粒をつまんであげたいソルティ・ドック
6
生きていけ明けない夜はないんだよ 自分信じて前を向いて
5
親だから代わってやりたいでもできず 見守るしかないそれが苦しい
4
あの頃は無償の愛を感じてた 買えるのならば売ってください。
7
エアコンが夏の仕事を始めたとやたらニオイで主張してくる
7
我が作るわけの分からぬ
戯言も
(
短歌さえ
)
律儀絵にする
A
I
の絵師
5
一度で良い酔ったあなたを送り遂げ目覚めた朝に「覚えてないの?」
8
愛情を金で求める人がいてそれを悲しむ人もいる事
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