子に抜かれ勝てない日々がやって来た スマホゲームはほんの序の口
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最後尾ひたむきに走る徒競走小学の孫来年はきっと
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ボーとする疲れた頭に数粒のラムネ与えて後もう少し
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愛いふたり気持ち高ぶる話聞き若かりしひと重ね尊ぶ 
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子の笑顔 親遠ざけし 思う気を 子の為ならと 戒める我
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あの頃の僕たちまるで白い雲 風に吹かれて消えていくのさ
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人当たりいいけど仕事覚えない人に答える今日も笑顔で
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人生は別れと出会い繰り返し今日も回るよ「時代」は回る
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疲れ果てよれた毛布と溶け合ったキャラメルみたいな朝が晴天
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園終わりこれから学ぶ公文式 体力果てて眠れる森の子供たち
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迷いなく 蔓を伸ばして 上目指す ゴーヤマン見て いざ出勤
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木の影が 芝生にふかく 濃くおちて 裏までとどくか 黄泉の国まで / 初夏
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なにかしら いべんとがあり まさつある のっぺらぼーで すごせぬきょうも /おはー/(^ ^)\““
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ただ心苦しいだけの部屋の中で耳が鋭く何かをさがす
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霜にあいしワラビ食む日は三十℃夏の傍には時折の冬
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出来るなら やり直したい はじめから 記憶消してさ 出逢いたいんだ
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「あなたにも価値はあります」より「誰にも価値などない」が好みではある
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どんなメイクより加工より盛れてる私 隣に君がいるから
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私史上最強の安眠BGMは君の心拍の音
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忘れろ、と思ってはいる、いるけども スラムダンクの話はしたい
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泡沫の 新居になれず ふるさとは はいきょとなりし よみんこいしい
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ライブ浴びゆっくり帰る歌舞伎町 よそ者の肌と見透かされつつ
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名も知らぬ花をスマホは言い当てるズダヤクシュとうを夫の手折り来
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苗床になれ果ててなお涙だけ流れて落ちる名無しの眼
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検索性ばかり優先されていてたまの出会いはタブレットにない
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やわだから、あなたがわたしにハグしたら、すぐこなごなになってしまうね
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将来を語り合ふとき垣間見ゆ常に清楚な彼女の牙を
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集合体恐怖症ゆえ人間の集まりである社会も苦手
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闊達に飛び乗ってくる子供らよ肥った母だがヨギボーでは無し
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戯れに昼を舐めた舌先がいつまでもいつまでも痛む
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