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「死」と言うは大事な物や嫌なものそんな何かを無くしてしまう日
7
葬儀費で皆に迷惑かけません生活保護に死後も託した
6
私ならいつ死んでもいい葬式で田中好子のように述べたい
6
「特急列車お迎えの方にお知らせします」駅に流れる 旅情を誘う
5
こうやって楽しくバイトができるのも みんなのおかげ わたしのおかげ
4
熱帯夜あと少しだけ明けないで 僕らが夢に、夢になるから
14
待ち合わせ場所に揺らいだシルエット影から伝わる君の温もり
15
夕涼み幾年ぶりの夜気にふれ届きそうなる星を指差す
9
今頃は我が家へ向かう深夜バス
明日朝
(
あすあさ
)
キミを笑顔で迎える
7
来週は 石垣島へ 行くんだと はしゃいだ社員は 台風で横にいる
16
山場越え 週末 遊ぶと 息巻くも 都合がつかずに 独りの休み
5
炎天下 アスファルトの上 眩む陰 孤高に焦げる電線の烏
4
まだ若いキミの人生これからだ 第
2
のスタート静かに見守る
7
いつもよりワントーン高し
息子
(
キミ
)
の声 弾む心で退職報告
9
夏バテをねじ伏せるため食欲の指示に従う対策だから
4
野球みて 母とラインす こんな日常 来月半ばには戻ってこいよ
4
いつの日も心に刻み生きている 唇には歌を心には太陽を
9
油蟬暑苦しいが主役来て短い夏の整った感
16
普段より 優しくなるには 疲れすぎている 氷水を一気に 飲み干している
6
「も」と打てば謝罪の文が予測され消毒液が傷に沁みる夜
12
白花を涙で染めている 今日は前が見えなくなるほど泣こう
2
ホタル見て 蝉の鳴く声聴いた後 秋の虫たち 産声と泣く
4
大凧で 必死の形相 中車の 伝統守らん 両宙乗り
3
熱くなれ もっと干上がれ 人類が うだる暑さに メロンは実る
4
温暖化 当たり前だと 思うよな クーラーつけて 室外機熱
4
ガチャガチャと ネットフリックス 見てる音 時間を潰す 死ぬの忘れて
2
エアコンの 効いた部屋にて ドビッシー 聴いてるような 優雅な暮らし
2
今はただ メロンにたかる ウリハムシ 爪に挟んで 頭を潰す
1
老いて死ぬ ただそれだけの ことでさえ 人は悩みて 受け入れざりし
6
老人が 集まる家の 周りには 真夏の日差し 微睡むような
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