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山歩き君と始めて三十年 思ひ出のこし なれは独り逝く
6
いいんだよ みっともなくて弱くても たったひとりの味方でいたい
8
私にもあるよあなたとそのあいだ 乗り越えれない不確かな壁
8
小学校 金木犀が咲いてない まだまだつぼみ 花の盛りでは??
4
半年毎 血液検査もなんともなく 秋の陽射しに心晴れやか
7
新人さん 笑顔が増えて一安心 私には無い初々しさが良き
14
イチョウ並木 陽と風受けてさわさわと 金色の道ゆっくり歩く
9
夕立の後に 残れる
潦
(
にわたずみ
)
わらべ寄り来て
水黽
(
あめんぽ
)
と遊ぶ
2
四捨五入「うん」で終わらす会話あり
十
(
とお
)
聞き入れる力も尽きて
13
この心 回せど裏に
翻
(
ひるがえ
)
る 小風にさえも ただクルクルと
7
弁当の 粗熱冷まし ごめんねと 老いた母用 一口カット
9
我こそは天気予報を覆す神の加護ある晴れの人なり
7
日常をスマホの中に押し込んで 出しては詠んで 神無月の夜
9
猫じゃらし、ススキしかない道だけど いつも歌詠む 言葉の宝庫
8
ぽっかりと空いた場所は扇風機お疲れ様と十月の風
14
植物に水やるみたいに「かわいい」と「大好き」を子に言い注ぐ日々
18
今はなき 夜汽車の昔 思い出し 不眠の夜を 枕木の
音
(
ね
)
に乗せ
8
たまの贅沢 パン屋のパンを朝に2個 生ドーナツで お口しあわせ
7
起きてまず ねこをナデナデ 寝息きき また眠くなる この現象よ
7
この道をきのう横切るねこが居てまぐれあたりは繰り返せない
7
ねるねるとねるねるねるねの違いをば妻が解説初めて知りぬ
9
過ぎ去っていった日々への道しるべとして静かに咲く金木犀
9
早蕨
(
さわらび
)
は桜が咲けば摘む頃と父に従い山に 分け入る
4
砂丘越え父に付き行く日本海タモで捕らえし渡り
蟹
(
かに
)
の味
6
名月の光りを受けて旅客機は 北へと向かふ浦賀海峡
4
夜
(
よる
)
更
(
ふ
)
けて眠気がふわりと迫りくる 月夜に誘われコトっと眠る
10
窓を開け外の空気を感じ取る 残しておいた半袖を着る
14
ああ君が 懐かしい人に なる前に 好きだと言える 勇気が欲しい
12
行って来るよ欲しいものある うめ-もん そんなもんは狭き門
2
また一つ楽しみ増えてノミを研ぐ短冊かけを作ると決めて
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