千年の 永き歴史に 思い馳せ 君がつくった 世界を見渡す
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厨二病 目を逸らしたい その記憶は 自分らしさを 思い出させる
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夜空から 零れ落ちてく 星屑に 乙女は祈り 赤子は眠る
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ポテトにも誇りがあって揚げたてを食んでほしいと見つめてくるの
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愛してる 使い古しの 愛の言葉 本心なのか 上辺なのか
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言の葉は 僕を傷つけ 慰める 諸刃の刃 心に刻む
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食パンに 青かび生えて かってきた バケットいれた 冷蔵庫にカビ
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夢見てた 白馬に乗った 王子様 さえも超えゆく カッコイイ女性ひと
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僕の持つ棒は一本あげたんだ あの子が辛くならないように
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優しくていつも笑顔の店長が電話で本部にブチギレている
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助手席に乗せたい人はまだ遠く 三連プリンが僕の恋人
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束の間の 休息として 弟と ビール一杯 酌み交わす夜
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ゴミ溜めの ような社会に とされた 僕の世界は 有限の宇宙そら
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叶わない 恋愛なんて したくない でも心なんて 不自由なもので
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粛々とワクチン投与の進められ床の矢印帰宅を占めさん
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こわいものになればこわくなくなるとあなたはおしえてくれようとした
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何らかの準備するには短いが無為に過ごすには長すぎる夏
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雨傘がつくる日陰のオアシスに吹き込む風はまだ初夏の涼
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窓際に散る花のよう そよ風にふわりと舞った夢の抜け殻
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ムカつくな私の青春返してよ ドロドロに溶けて跡形もなく
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校庭に 明るいきみどり色の筆   樹々を描いて 飛ぶ野良インコ
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冗談でさておくな この赤らんだ頬の熱さをどうしてくれる
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頼むから、なんか大事なこととかは 知らないとこで起こってほしい
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君の好きな人が全員嫌いだと気づいちゃったから君が好きだ
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今週もなんとかかんとか乗り切った 毎週思い図太く生きる
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答えなど見つからないよ頭の中 ハートマークの連立方程式
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目の前を塞ぐのは何?まだ僕は君の瞳を見つめられない
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首元で「おまえのせいだ」 あざ笑う 侵食せし影今もそこに
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「おめでとう」伝えて何年たつのかな 出会えたキミに花束送ろう
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目に入る全てのものが厭わしく固く目を閉じて過ぎる休日
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