がらがらと山は崩れを止めぬなり 何もできずにただ音を聴く (川向こうの山)
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山崩る音で目覚める午前四時 枕元置く母と吾の靴
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国道と山の崩れしあの朝と 同じ時間に雨見に外へ
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避けられぬものであるなら死の日まで 生きて生きてく自分らしさで
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警報の知らせ届きしベッドにも 耳を澄ませて山の音聞く
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片づかぬ高くそびうる物の山ルンバが使える部屋に住みたい
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カラヤンの美しすぎるブルックナー感極まって涙が伝う
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嘘ですよそこまで食うに困らずにガンプラ弄る余裕もありて
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冷や飯に昨夜残りし粕汁を暖め塗す懐寒し
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飯粒を匙で集める炊飯器今日も食卓体なさずや
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コンバンワ今夜のお題これにする食うや食わず厳しき生活
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「すみません私がやりました」清々し朝カツの丼は空/食い逃げ連作①
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鉄格子悔いたる我が身痛恨にタダで食いたる臭きメシかな/食い逃げ連作②
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ヒロスエが笑うナツイチポスターを欲しく本屋を巡った夏よ/実話
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締め切りを数多破った末にあるやる気よ 始めから湧いてこい
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鰻屋で匂い嗅ぎつつタレだけで喰う黒き飯粒憐れなり
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お店では恥ずかしくてひとりカーステで怒鳴る()筋肉少女帯 
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「わたしは産まれるべきではなかった」を論破してくれいいから早く
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友人を皆んな切られて離婚して誰でも良いよブログ開設
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会えませんもうこれ以上あなたとは そう言いたくて困っています
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いじわるなあなたのことを どうしてもきらいになってしまう休日
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期待値が外れた時はお返しを ノーコメントに語らせている
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満ちるほど なぐさめられぬ おのが身を 持て余しては 月を眺むる
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それはそう 人(ひと)はなかなか 変わらない 自分が変わる? 自分も人(ひと)だ
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本当の気持ちを隠したままだから自分で自分が嫌になるのだ
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ぐるぐると伸びゆく蔓のその上に朝を知らせる蕾が宿る
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車中にて本格オタクの会話聞く これも青春(アオハル) 好感を持つ
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逃げたいが ベッドが覗く いけないな この終わりなき 弁護、仰向く
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籠もる鼓動 声がざわめく 右左 脳裏に写るお前は友情出演
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夜包む 羊毛と髪が 頬を切る 遮光カーテンから差す光の温度が眩しい
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