啓蟄を 過ぎても積もる 雪のように 空気読めない 吾も自戒す
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幼子が 抱く夢など 儚くて 老人の夢 悲愴な感じ
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幼子が 描いた夢を 年老いて 実現したか 疑問が残る
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老いてまた 手術を受ける 人間の パンク修理も 限界あるね
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人生が 暇だと思う ご身分に なれると思い えらい間違い
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壊れたら 直せばいいし 足りなけりゃ 増やせばいいね あきらめないで
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退職は 転職だよね 貧しさに 隠居生活 向いていないね
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ノンアル日 週に二日は ツラいけど 娘に言われた 五日も飲める
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ただ一つ 鍛えられば 強くなり 苦しみ受けて 優しくなれる
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安楽な 老後に期待 したけれど 甘くはないな 生きてる限り
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人生の 荒波をまだ 激しくて 老いても未だ 容赦を知らず
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もし仮りにAI仕事し人間が自由になったら君は何する
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三月みつき日々の流れに杭を打ち定着させる三十一の塚
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「交際希望」ショートメールに来たハート消去を頼む父苦わらひ
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ふりかけが 万遍なくないおにぎりは  あの子の手のひら 思い浮かべるに佳し
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夜眠り 朝も眠り 昼眠る  豪気な眠気が 腑に落つ三月
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Damnatio Memoriaeにしたはずだったきみは夢にも出ないでくれた
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冗談はかなり露骨でぎょっとする不満の色を隠しきれない
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電流のように走ってしまったと思うビールを飲んで酔えない
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反感が消えて肯定するようにまた新しい発見もあり
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菩提寺も時代と共に姿変え 樹々の狭間に千の風入る
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大抵は一人の方が楽だけど、楽しめるかは別のお話
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土さいてまーるくふんわりふきのとう にがき風味のきみどりの春
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行く末は雲と一つの沖つ波翼に掛けて帰るかりがね
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達成感。逃げ足速いひどい奴。でも今日はまだ胸にいるんだ?
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年金と僅かばかりの収入を胸張り記す確定申告
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触れることしかできないから、諦めてデカ・デカダンス 死ぬまで踊る
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卒業に来れないらしい、病気らしい、伝える機会はいつでもあった
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世界史も古文もいろんな感情も教えてくれた狭い校舎で
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雪解けず桜も咲かぬ春なれど雪の下より新芽は萌える
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