ふたつめの忘年会で深酒し年の瀬音のおぼろなる朝
8
年寄りと レッテル貼られ 一様に 取り扱われ いまだ青春
2
願わくば ねこたちだけでも 来年も 健やかにあれ 健やかにあれ
9
年末に体調トラブル いやんなる 昨年コロナで今年腱鞘炎
5
その人が 闇を愛せば 無知となり 光を求め 真理に満ちる
3
人生は 酸いも甘いも 経験が 人の個性の 本質となる
3
人生の すべてを悟る 野望持ち この期に及び 確かな成果
2
死ぬのかな 人の終わりは 突然に 覚悟をしてる 暇も許さず
2
厳格と 甘やかしの 間にて 振り子は揺れる 子育ての妙
4
人生を 総括したい 誘惑に まだまだだよと 試練は続く
3
冷たきは 正義を気取る 偽善者の 容赦を知らぬ 非難の言葉
2
友もなく 仕事もなくて 年を越す 緑内障に 副鼻腔炎
3
年の暮れ 孫に嫌われ 別部屋に 寝ることになる 妻の哀れさ
3
あした むすびし冰面ひもさきはひを ぎてむすびしたなうらの水
3
今日の人運転雑や 二年も通勤してりゃ違いに気付く
5
いやましに 限月かぎりのつききはまりて 雲上くものへに待つ初春のあさ
4
ごめんねと 言わせる涙潤ませて 沈んだ瞳愛を育てる  
2
過疎の街何か出来ぬか案じつつ  期限切れ品謝って捨て
3
蕎麦打ちとピアノ始める来年も 命燃やして生き抜いてやる
8
まだ暗い朝の六時の音楽が 我にも届くきっと熊にも
6
休みなく 年末年始 働いて 生きてることの 証明とする
17
念念ねんねんに 年の仕舞ひはせまりきて 思へばやがて明くぞめうなる
4
歌を詠む昔の思い引き寄せて くるり丸めて心に仕舞う     
6
幸せは小さいものと決めている  だから今夜はたこ焼きビール
4
黒々と山の影立つ狭き空 今夜も月に励まされてる
7
良いことも良くないことも過去となり 一秒ごとに過去の増えたり
8
日溜まりに布団を干してシーツ替え 吾子の家族の笑顔を待つ日
8
年越しの蕎麦はおろしと鰹節 少しの緑 葱と山葵も
4
年越しのメンツ浮かべて買い物のカートに入れるゴボウ蓮根
8
年の暮れ二十二歳を連れてスワロフスキーこれで終りにしようね
2