意味すらも無意味に感じてきたようでお気に召さない顔をしてるね
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あわよくば 君の心を 掴もうと 思えば君は もう霧の中
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曖昧に半濁点の付いた日々「丸が浮いてら」笑ってる君
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仕方ないそんなに夜が欲しいならオーダーメイドで仕立ててあげる
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パソコンに向かい合うこと一時間 迷ってるのは最後の絵文字
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パーティーを続けていたいだけなのに日が差すたびに眩んでしまう
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願い事 私が決めて良いのかな? わかってるなら、別に良いけど
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あわよくば 他人の幸せ 叶えれば 幸せになる 愛を感じん
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あわよくば 手に持ち切れぬ 祝福を 人に分かたん 溢れるばかり
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あわよくば 天で願いが 叶うよう 地でも願いを 叶えてほしい
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待ちぼうけ 会えた時は 一瞬で 待ってる間は 永遠みたい
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雨上がり 腫れた目の縁 にわたずみ 秘めた想いの行方も知れず
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ひとつだけ解答欄をずらしてるそれが俺ですもっとよく見て
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本当はわかっていない感情をひとまず恋とよんでおります
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ありのままメキメキ萌える花だけど火と暗闇を少しください
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もうぜんぶだいなしにしておわろうよドーナツ食べたさいしょのミサ
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オブラート溶かして笑う澄んだ夏 生身じゃ此処に溶け込めきれぬ
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幻聴の調べに耳を傾けて指揮台ピットで指を厳かに振る
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みそひとのまとまりがなくていらだつわことばえらびもするどさなくてよ
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俺もこうなるのか俺に向けるなよバッドプレーは選手のものだ
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孕めないゆめの子どもは儚くて置き忘るるは砂糖菓子の日
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雨という景色を知らぬ人のため筆とることのほんとのやさし
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満ちた月 吊るした人を照らせどもひかりの化粧ましろに映ゆる
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おやすみモードのケータイを叩き起こし「過去の通知はありません」
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「人間」をやらなあかんというこれが、これがかなんのですわ、暑いし
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風鈴も鳴らない夏に今きみは 元気だろうかと空を見つめる
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生きている僕らだけ知る死の哲学 夕焼けに鳴くつくつく法師
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ハンガーにかける制服ゆっくりと回りて僕に向き合ってくる
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もしもいま生まれる前に戻れたら生まれてこないようにしようね
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青空は濁りを湛え競技場のあなたは何を見ているだろう
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