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高きより真夏日に咲く野ボタンは散るべく笑まふ如くなりけり
8
種落ちぬ「非脱粒性」の発見が農業起源とふ説にうなづく
5
おごそかに紫紺の野ボタン咲きたれば今年も思う亡き人のこと
9
「生きてこそ」と即身仏に耽る 大義ある死だったのならあるいは
6
御器被りの研究者達よ反出生主義に沈む
2
歩く度自分が自分であることを定義している良き人生だ
6
貴方から貰ったものは何であれ世界のすべてに思えてならない
5
ビル街と東に見える山々に同じく月は光を浴びせる
6
べつに神様じゃないけど願掛けに愛する人の写真を飾る
4
音楽が鳴り止まないから寝たくない まぶたの向こう さらに向こうへ
6
朝からの雨後の小さな水たまりひょいと跨げばもう秋の風
26
2秒半 美しいひとは塗りました ストッキング越し液体ムヒ
10
FUCK ME! OH! YESSSS! AHH! AAAAAAH! PLEASE ME HUGE DICK! LICK MY ASS!
0
「寂しい」か「会いたい」か迷っていたら「おやすみ」とだけ送られてきた
11
買い物で転倒すれば看護師が生協はどう?と教えてくれる。
16
雨に濡れて希薄になった存在の意義をあつめて乾かしている
7
わ わた わた わたしがぶれて 地の揺れる 戻らざるもの
過
(
よ
)
ぎる夕凪
13
遅咲きの反抗期かい?背伸びしてやさぐれっぽく振る舞う娘
10
入院が癌の手術と聞かされず再会出来た今日の喜び
15
恥ずかしくて 恥ずかしくて 心潰してジュースにしたい
6
なぐさめて欲しくて送ったLINEのはずが 互いに褒め合い涙忘れた
10
久し振り 明日は畑で 土いじり 大地の力 我の活力
9
厄備
(
やくぞな
)
え
両親
(
おや
)
の骨壺リストして(また疎開か)と寂しげな声
15
忘られぬ胸の小箱に住む人の罪を憎んで人をにくまず
9
初盆
(
ういぼん
)
の送り火消せどざわめく哉 姿や声に未練が残る
15
震えたるスマホは地震と慌てるもスパムメールでああよかったと
10
徳用の八百グラムの粉を買うアイスコーヒー四十日分
4
雑音に紛れた星をとりにいくコンクリートの海を泳いで
11
着飾った語彙力よりも普段着の 言葉に宿る共感のチカラ
18
冷房と汗で奪われし
温
(
オン
)
と
塩
(
エン
)
味噌汁により急速チャージ
15
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