円柱は春、球体は夏、そして、かたちの消えてゆく秋と冬
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タンタタタ タカタタカタカ タカタタン タンタタタンタ タンタカ短歌
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まっくろな大海原にただひとり ともしびだけでこぎだしてゆく
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生きづらい!ああ生きづらい!生きづらい!そんな話を友としてきた
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行き先も見ずに飛び乗る終電車 どこへ着くかな目指せぱらいそ
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落ちていた気持ちが少し上を向く 出会い頭に軽く目礼
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‪尖ったりふざけたりした過去たちの真の想いを我だけが知る‬
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「ほんとうは」から始まるよな文章を書いては消して宙に消ゆ感情(われ)
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この恋はかなわぬものと知っていてそれでもあきらめきれない想い
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面白い本を鞄に忍ばせて外出 腰が軽く感じる
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さみしさのたまごは孵化を待つている繋ぐ手と手に包まれながら
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雨の夜脱ぎ捨てられた雨合羽風にたなびき腹筋をする
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目玉焼きの黄身を潰すあなたの目から橙の汁が流れた
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白波の声が飲まれる波止場にて君の名を呼ぶ去年の屍体
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秋空の太陽の光校庭に降り注ぐ犬が乱入授業ができず
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躁状態! 多動のトビラを開け放つ! あっちだこっちだいやいや向こうだ!
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イヤフォンを忘れてつらい喧騒を子守唄へと ゆらりうたた寝
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光など当たらなくとも息づいた。過去、未来、今舞台袖でも、
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こんちわと暖簾を払う雰囲気で上がり框を超える理不尽
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魂極る世界のsuに成れたとて君のこころrootはシステムのそと
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静けさでやけにうるさいノイズたち 馬鹿を見るのはいつも僕たち
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恒河沙の未知が匿う星ぼしを浚えさらえよ蟻の学徒よ
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久々に詠んでみるかとこんばんは明日も仕事峠は越えた
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三日月の欠けたところの味がする 君がいなくちゃ 食べきれなくて
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真昼間のライトブルーに背を向けて私は私の濃い影を引く
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鬱モード… 閉じた小部屋にひきこもる… 過去の自分は自分じゃないの…
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たとふればとろめく絹の手触りか金木犀のかほりするりと
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嫉妬なる感情が自分にもあって嫌な奴だと思うけれども
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誰だって気づかず誰か踏んでいる 「差別している自覚はあるか」
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誰しもが何かについてのマイノリティ 『差別されてる自覚はあるか』
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