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汗ばんだ身体の重み不確かな夜を繋ぎ止めている錨
3
ないものを ねだったって しょうがない でもねだりたくなる 一億円欲しい
0
喉から 手が出るほど 欲しくなる 君の長所と 君の財力
0
水筒の水を飲み干し吐き出した息が冷たい夏の前日
0
ゆらゆらと揺れる花弁が手を振ると悲しくなるのは君のせいだよ
0
真っ赤なトマト 茎をぐにゃり 実をぺしゃり 今日の夕食をつくる人がいない
0
缶コーヒーを呷った先にいつか図鑑で見た雲 明日は雨
1
湖の畔で独り遊んでる ブーゲンビリアが綺麗だな
0
暑い春 飛び立つ桜 どこへゆく 僕のいる町 君のいた町
0
花も芽も日差しもやわらかい春が好き 弱いものしか愛せない
1
片思い 不治の病と 同じゆえ 焦ることなし 過行くままに
1
空っぽのからだは軽く夏並みの陽気を泳ぐ無職の四月
3
ていねいに草花を描き本当は風を描いてる風景画家は
7
枯れている紫陽花の色をパレットに薄く溶いてた中三の夏
4
真剣なときに開いたiPhoneの画面にからし酢味噌の6文字
1
ありきたりな初恋だって春の味 今日の天気は曇りのち晴れ
0
風はまだ冷たいけれど少し前を行くあなたの背中は春だ
0
本当か 嘘かわからぬ 発言を 鵜呑みにしてる 初心な老人
1
烏羽玉の夜の岸辺に白雲の筏離
(
か
)
れゆく春の瀞淵
(
とろふち
)
2
「終止符を打つ」てふ譬喩よ終はりにも終はりを示す何らかが在る
0
属人性で積み上げられた塔の上で屠殺業を営む
2
量産型アンドロイドが責める夜 「こんなことしかできないのですか?」
2
日本酒を
四合
(
しごう
)
も呑んで大いびきかいて寝ている私の太陽
3
まぶたの奥の硝子扉を封鎖して深い深い泥の底で手を繋ぐ
1
うつくしいあくびとうつくしくはないまばたきをするひとをあいした
2
世界中に慈雨は注いで動かない観覧車なども野生に還る
11
花ならば争いながら咲けばよい (けれど)ヒトは、(もしもあなたが)ヒトなら
1
愛された子供のように花は降り水面をうすももいろに
鍍金
(
めっき
)
する
1
球場で作家はゲラを抱きかかえサヨナラヒットに背筋を伸ばす
1
煙突の掃除夫たちが粉雪の中煤まみれの手でつまむピザ
4
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