人混みに思わず取りし老妻の 思いの外の柔らかき手
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朝早く避難警報発令され いつも通りの通勤通学
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雨降るとつい思い出すあの歌が三十四年も昔で驚く/「雨」
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傘をさし井上陽水『傘がない』雨に唄えば足取りかるく
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長靴を履いたおっさん呑みにゆく土砂降りというほどでなければ
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溜めた愚痴吐き出し爽快も束の間で 言い過ぎ後悔すぐ自己嫌悪
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大雨が 少し途切れた午前中 洗濯物出す  セミも鳴き出す
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信濃へと向かう列車にふらり乗り一人気ままに旅などしたい
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はじまりはいつも雨だと言うならば今日も何処かで恋が始まる /雨の朝
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君の飲む姿見てるとひらがなの響きが似合う『みるくこおひい』
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ひさかたぶり りんごシャキッと 甘酸っぱく 恋の味とは こうもあろうか
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ちま猫に「さみしくなったらおいで」と言ひ そのとおり来る なんとも愛らし
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窓にいて羽虫を食べて育つ子を別人と知る驚きの夜
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興味からヤモリの寿命検索す十五 年とはかなりな長寿
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吹き返す天然の風心地よしエアコン使う日々に疲れて
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朝起きて 布団抜け出し 外を見て 御飯食べたか 思い出せない
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アノヒトになりたいんじゃない あんな風生きていきたい愛撒き散らかして
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日本(にっぽん)の 国土を全部 丸洗い 天が決めたか 遅き台風
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久しぶりに会う旧友会わない時刻(とき)互いに顔のしわが刻まれる
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蚊(か)虻(あぶ)蜂(はち) 蚯蚓(みみず)毛虫(けむし)百足(むかで)蛇(へび) そして蛭(ひる)! これらが平気でないと農業は無理
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台風は 人の視界を 惑わすか 落とし物目に 付く朝の道
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母親を施設に預けひと安心 ちょっと読めない台風進路で/(介護)
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早朝の微妙な空気の表現は 「涼しい」ではなく「暑くない」かな?
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デコピン(大谷選手のワンちゃん)の始球式は夢の絵よ汚れた世界に至福のいやし
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のろのろの十号台風氣が揉める早く日本海に抜けて行け()
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ソックスをたった一足洗えれば あなたの今日はきっと百点
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憧れた華やかな灯にうずくまり 君は生まれし町を夢見る
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朝起きてカーテン開ける瞬間がたのしみであり時々ゆううつ
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同僚のオージーレディの去りしあとI miss youと書いては消した
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「図々しい」なんて文句も入れられたコーヒーがいつも妙に美味しい
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