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櫨
(
ハゼ
)
の木の影で休憩 風だけは 初夏の涼しさ孕む昼過ぎ
6
苔むした土を掘っては種を蒔き 何かが咲くようお祈りをひとつ
9
何気ない 日常の
時間
(
とき
)
安らぎと 静寂の空に 雲が過ぎ行く
12
大声でBling-Bang-Bang唱えても広げたノート真っ白なまま/宿題やれ!!
9
若き脚 駆け跳ぶ夕陽のアスファルト 初めての君を想えば知らず
2
時の瀬に 流されて今 初恋は 夏を求めて ただ君を待つ
5
夫
(
キミ
)
の煮るカレーうどんの匂い
充
(
み
)
ち 我はトマトと卵でいいかな
13
この
惑星
(
ほし
)
で 誰も彼もが隔てなく 同じ空気を吸っては吐いて
9
日に焼けた 跡の理由を 僕だけが 知り得る愉悦 いとし想い出
5
葉溢
(
はこぼ
)
れの 木陰で涼む 土曜日に ベンチで二人 風の凪ぐまま
9
おひるすみ ねこベッドにて
姉弟
(
ふたり
)
寄り添い ナデナデすると 寝息がふたつ
12
奇跡かな テーブルに落ちたカツオブシ(欠片) ねこにペロっといかれず一晩
9
あいたいよキミの言葉に癒される 上手くやってる夏には帰る
4
階段をおりる途中にスマホ見る 今頃気づくキミの返信
8
あっいけねガスの支払い忘れてた またコンビニへビールも買おう
5
君がいる。膝ですやすや眠ってる こんな幸せ他になかろう /「愛犬」
6
コンビニで晩飯買ってアパートへ 2階へ上がる階段の音
3
ミスをしてトボトボ歩く帰り道 ふと見上げれば満天の星
7
朝ごとに向こう鏡に懐かしき母の面影
六十路
(
むそじ
)
の我が
面
(
も
)
10
人を知り 人に愛され
獣
(
けだもの
)
は 人になりゆく 心地するかな
5
口論ののちに届きし母の日の濃い紫の花は沈黙
10
楽しんで気付けば三百詠んでおり アイコン変えて気分新たに
17
6DoF
(
ろくどふ
)
の諸手におはす観音が千の世界に伸ばすてのひら
4
さざ波と眩い日差しが責め立てるお前が殺したお前が殺した
4
黄の薔薇を花瓶に挿してわたし言う「嬉しいものね」カーネじゃなくても
14
今日は鯖キャベツあちらと見比べて巡る手間ひま自分事はまた
10
いきなりの 訃報に接し こころ乱れ 皐月の空に つと手を合わす
8
木の枝でウグイスの鳴く山際で、絶えることなく朝霧煙る
9
盾と矛道端で売る商人に 矛盾してると指摘する矛盾
4
父母
(
ちちはは
)
に送る花は四つから三つ二つに 今やひとつに
14
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