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赤白黄 帽子は跳ねる 楽しげに 遠足の子ら
道路
(
みち
)
渡りゆく
21
君なりのオネムのサイン 夜
8
時 口尖らせて目をこすったら
13
アクリルを隔てた空に浮かぶ眼がなかったころの遠い水面
5
指さきを絡めたときの熱だけがひとりの床をあたためている
6
花籠の 赤やピンクの 艶やかさ 息子
(
キミ
)
のチョイスか? いや出来た嫁
10
おやと子も 花のいろほどさまざまに 星のうみほど深く静かに
20
身じろぎを取り沙汰されし太陽も 幾つの母子 見て今あるや
12
老いた背を小さくまるめ朝マック ふたつトレイを持つ子の来たる
16
花や木と生きるよろこび知らず亡母
(
はは
)
いっしょに植えたいりんごの苗木
15
母の日に亡母のおもいつのりくる 幸
(
さち
)
の花束届けぬままに
23
底のそこ ひしと感じる みなの踏ん張り 靴磨きする 日の仕舞い
12
山駅舎 待ち合い隅の招き猫 左手上げて人来るを待つ
26
引き出しに別れたキミの忘れ物 てるてる坊主のキーホルダー
6
わが妻はわれ組長の名代で町内会の総会に出る
7
理屈とは時に無意味で退屈で感情的になるだろうもの
10
最後まで何を伝えたかったのか分からない本みたいな説教
6
ありふれた変化に怯え不確かな愛を片手に俯いている
11
枯葉でも腐り肥やしになれるのに憖腐らぬ私は最早
2
罅割れた硝子の先に見えたものそれは「天才」そのものだった
2
この詩は私達には分からない謎の痛みを齎している
3
強くても優しくしても日を追って稚拙になっていく卵割り
10
低気圧ならもうやめて もう少し腰も上がらず潰される脳
3
赤赤とトレーにたまるドリップに溶け出していくお肉のたましい
5
ブウゥンと薄暗い部屋に光る夜 電子レンジの気休めオレンジ
5
濡れたシミ 壁に向く声めそめそと潜めぬ感情悲しみで染め
3
君だけは偽物なんかに惚れないで 作った私に惚れないでいて
7
最後の君 微笑み言った「ほら早く次に壊す女 探しに行けば?」
4
早すぎた海の風を切符にして君に会いたい季節になったよ
10
夕立に黒髪濡らされ俯いた ぺトリコールは嘲笑っている
6
延々とくりかえしてる警笛の音がなりやまぬあの日を
6
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