先生の小言のあいだこころだけどこ吹く風がはこぶ校庭
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炎天下スーツ姿で洗車する 昼飯抜きの時間潰しで
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君の顔 写真で見ても 可愛いね 次はいつなら 会えるだろうか
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髪すくい 歩く姿に 毎度惚れ 叶わぬ恋とは 分かっているのに
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二人して夢中で歯磨きアプリすご! 収集癖が止まらないGET 
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兄がいてテンション上がる弟と邪魔される兄 喧噪の夏
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昔日の己に勝つと勇ましく プチ断食で挑む健診
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五十音 愛の終わりで待つものは 感謝の恩か 恨みの怨か 
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人が稲を、ではなく稲が点々と人を地面に植え付けている。
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あたらしいセブンイレブンより多くダッツが揃う古いスーパー
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通り雨濡れた紫陽花みたいだよ震える君の声に触れたい
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逃げ水が僕をからかう青いガム奥歯で噛み締め悔やむ七月
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結局は君無しでも生きられるのに河原で石積むデートがしたい
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洋画の三分の一は 父神パッパとの 和解を描く 希ガス  偏見
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あゐいろの 熱の溜まりで 夏蝉のなき初むるらし うゐの残光
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「天使のような」 斯様な比喩で貶める 海辺で揺れる白いワンピース
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半ドンの終業式で夏休み プリントなくてのっけから波乱
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夜灯籠 薄くぼんやり 映し出す 君はほんとに 美しいよね
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毎日が虚しくいってもごろごろと 限界きたら一緒になこう蝉
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淡い空 悲しくなれど 過ぎてゆく 時とはなんと 無惨なものか
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1.4夏をそろそろ超える恋 まだ可算かもわからないのに
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母に効くカンフル剤は 鰻花クスリ針より 孫の活躍
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タッパーの蓋に穴開け即席の鍬形の家 甲の隣
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真夜中に蕎麦が食いたし 柳の下へタイムスリップ屋台で立ち食い
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君の目が 僕の全てを 奪い取る いつまで待てば 君は帰るか
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誰からも愛される君現在地よりも存在レアと祝福
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カラフルに夏の妖精ようこそと到来告げる冷やし中華や
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銀盤を期待背負って麗しく舞った感動感謝賛辞を
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他所様の 風呂の匂いを 懐かしく 思ふ心が おもばゆくあり
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でっけぇわ でっけぇでっけぇ 尿酸値 Adoの口噛み酒ってすげぇな。”カベルネ・ソーヴィニヨン”か?
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