晩秋のひと日家内やうちに過ごしては窓に過ぎゆく白鳥のあり
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マイカーを手放した後来た冬はわりと優しい冷たさでした
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運動をしなくなったらいつの間に走る事すら逃げる事すら
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指先に反応したく無いスマホ冬を越したら機嫌よろしゅう
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フラリとね 慣れない街を 散策す 知らない場所は何故か安らぐ
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秋葉原 目当てのものは なかったが 友との語らいに癒されん
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三毛のちび布団に埋もれボロ布を丸めたように眠っているよ
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日頃から 行動ともに してないとナイト あなた守れず 折り畳み傘
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月並みと そんな言葉が あるけれど 文字だけ見れば 恐れ多いね
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地球から落っこちないよう人々のしがらみにしがみついています
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嵐山 今年こそはと思うけど 年々体力は落ちてゆくのね
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短すぎ 抜けない白髪「これ抜いて」 母に言いたい 旦那に言えず
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性格を熟成させて世に放つ俺の部屋から孤独を込めて
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あなたのそばで眠るため あなたの前で眠るため 恋に会う
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目を閉じて知らないひとについて行く一〇一人目で最果てに着く
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悩みなき君は長生きすると言う 友に悩みがあると思えず
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西風が 雲を蹴散らし 星空に 月の光が 明日を照らす
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外国の 若者たちが支えてる 雑節ざつぶし生産 日本一
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明け方にお腹の重みで目覚めたら ニッコリ微笑む坊やと目が合い
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この町の 主要な産業 支えてる 異国の人は 素直で謙虚
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まるでそうこの世の終わりと泣く君を 引きずり連れてく予防接種へ
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魚になるのが夢だった 神様がスマホを与えて不可能にした
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海でぐらい叫んで踊っていいじゃないか こんなにこんなに広い
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ハート かたどれば映え 押されれば「いいね」 潰されれば死に 穿たれれば恋
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誰彼も葉巻のごとく豪勢に豊かに永く生きていたくて
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そんなに いっぱい いっぱいかかえこんで しんだら誰が片付けるのさ
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新作のコンビニスイーツ手に持って構えたスマホに写る影ひとつ
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父が煙草をやめた 細く長く生きるらしい そんなまるで線香じゃないか
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去って行くスマホ師匠残された 我ら仲間はアナログおばさん
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異国より来し彼女次のステップへ カタコトの挨拶皆涙する
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